ウラPlay News  〜言いたい放題観劇雑記帳〜
このページはオイラの個人的な覚え書きであって某情報誌とは一切関係ありません。また芝居の感想についてはその日の体調や個人的感情によって著しく左右されております。間違っても劇評なんて高尚なモノを書いてるつもりは毛頭ございませんのでご了承下さい。

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もっと昔のヤツ
reviews




2000年8月 ミーハーで悪いか文句あるか


Date:2000.8.31.
▼ 夜、大人計画ウーマンリブの稽古場へ。「グレープフルーツちょうだい」の取材。冒頭シーンの稽古を少しだけみせてもらった。お、面白い……! 岩松さんをあんな風に使うなんて宮藤さんしか思いつかないよ。他のメンバーも相変わらずというかなんというか、面白すぎる。「いかに恋愛を描けないかとか、マイナス面を見せることで金を取る芝居ですよ」と、微妙に自嘲気味に語るクドカン。でもその不器用さがまた変なパワーになって出て来るんだろうな。撮影と取材に思いのほか時間を取ってしまって宮藤さんには悪いことをした。でも「クドカン恋愛話」とか「●ランス」の話とかしてなかなか面白かった。楽しい取材だった。



Date:2000.8.30.
▼ 猫ニャーの制作Kさんが情宣にご来社。んで、ビッグニュース? つーか、猫ニャーは次回公演を最後に解散するそうです。まぁ、もう2ヶ月ほど前にその話だけは聞いていたんだけど、もう情報公開してもいいとのことなので。んでもまぁ、解散つーてもなにやら色々たくらんでるとのことなので、ブルースカイ氏や劇団員の皆様が活動を中止するというわけではないらしい。具体的なことはまだちょっと教えてもらえなかったけど。で、次回公演はモリエールにて「将来への不安 Z2000」と「ファーブル・ミニ」の二本立て。しかし「将来への不安 Z2000」って、秀逸なタイトルだよなぁ。さすがというか……。

あとは伝聞ネタ。昨日「法界坊」という公演の記者発表で、中村勘九郎氏は「染五郎も親父を突き破って出てきたし」みたいなことを言っていたとか。それって「阿修羅城の瞳」の楽日みてない人には何のことだかわからないじゃん……。つーか案の定、何もしらない記者の人たちはポカンとしていたらしいけど。その記者発表をみにいった人は「勘九郎、(阿修羅城の瞳の染五郎を観て)本当は悔しいんじゃないの?」と思ったらしい。そういえば、花組の加納幸和氏の日記にも"松竹関係者談「(小声で)悔しいんですよ」"と書いてあったけど、そういう意味なのかな??



Date:2000.8.29.
▼ ……8月のログを読み返して、あまりに仕事を忘れたミーハーっぷりに我ながら呆れた。どーよ、この体たらく。反省しよう……。

▼今日は「七人くらいの兵士」初日。なんかもう、客層がいつものPARCO劇場と違う感じ。おそらく関係者率がものすごく高かったんだろうな。ロビーに溢れんばかりの花の匂いにむせかえり、客席ではなんかうさんくさいおじさんたちのタバコ臭さとやたら化粧の濃いおねえさまがたの化粧臭さにむせかえった。なんなんだ。さんま師匠効果なのかしら。

内容といえば、うーん、なんか複雑な気持ち。稽古不足なのかどーなのかわからないけど、芝居がうまく噛み合って無い感じが否めない。いや、2時間半の芝居でひととおり台詞はちゃんと入っていたのはいいんだけど、一部のキャストは「台本通りにしゃべってます」というのが精一杯な感じでちゃんと演じ切れてない印象が。そのせいかどーか、途中まではなーんとなくノリきれないまま割と冷めた目で観てたんだけど、最後のシーンは泣けたなぁ……。それ故になんか色々ともったいない感が。なんつーか、ゲネプロを観てしまった感じ。楽日近くのほうがきっと断然面白くなってるんだろうなぁと思ったり思わなかったり。



Date:2000.8.27.
▼ 昼、ウエストエンドのマダムゴールドデュオを見に行く。前回もそうだったんだけど、「部分的に面白い」といった感じ。微妙に哀愁ただようナンセンスなギャグのセンスは決して嫌いなタイプではないんだけど、密度からいったら薄い感じなんだな。まぁここしばらく濃いいの観てたから、逆にそのヌルさがちょうどよくもあったけど。

▼終演後、猛ダッシュで新橋演舞場へ。「阿修羅城の瞳」大楽を見に行く。考えたら同じ芝居3回観たのって、もしかしたら初めてかも。つーか、完全に仕事気分を忘れて「楽しむため」に芝居見たのって久しぶりですわ。客席には真田広之や松本紀保とかゴーカな顔ぶれが。見つけられなかったけど勘九郎さんや幸四郎さんもいたと聞いた。

それにしても今日は、冒頭の立ち回りでいきなり古田さんが刀を客席に飛ばしてしまうというトラブルが。さらに富田靖子が染さまを人質に取り、それが逆転するシーンで、染さまが凶器のかんざしをコレまた飛ばしてしまったり。もう、観てるこっちがドキドキするじゃんよ……。にしても3枚目なシーンの染さま、2日目に観たときに比べたら断然板についてきた感じだったなぁ。「パト……パト……パトラッシュ……あぁぁ……!」とペットを抱きしめる染さまってばホント素敵。

それにしても「人間の一番強い感情、それは恋」なんて、中島さんてばロマンチストだこと(笑)! オイラだったら絶対恨みか憎しみだと思うけどね。つばきの職業もきっと泥棒じゃなくて娼婦にしちゃっただろうなぁ。夜な夜な男の「精気」を吸い取る……なんて、エグいか、やっぱ。それにしても、染さまが「……愛?」とボケた時に錫杖を倒す江波さんが可愛い〜とか前から思ってたけど。今日よく観たら桜姫が銃を撃つときにしっかり、ひょい、ひょい、とみんなとステップあわせて逃げてるのを発見してより一層笑えた。江波さん……ラブリー。

カーテンコールはお客さん総立ち。大盛り上がりだったなぁさすがに。で、最後にちょっとしたオマケが。幸四郎さんのでっかいパネルがでてきて、それを突き破って染様が登場! そこに「お母様の許可はとってあります」の横断幕が。そこでキメポーズを取る染様の前を、さらに「染五郎は今、調子に乗っています」の横断幕も。そして今日も轟天ポーズが登場。それにしても盛り上がったカーテンコールでしたことよ。

そんなわけで私の夏は今日をもって終わりました(涙)。はぁ……。でも次は新太之丞だもんね、それまで頑張って生きていよう……。



Date:2000.8.25.
▼ 夜、「阿修羅城の瞳」2回目の観劇。芝居は初めてという友達と一緒に桟敷席から。いやーやっぱ桟敷って居心地いいわ。普通の客席より広々してるし。それにしても2回目だってのに私と来たら、最初の邪空(古田新太)の立ち回りで思わず叫びそうになって口を押さえてしまったわ(←アホや)。だぁぁってカッコイイんだもん〜〜。しかし染さまの出門は、さらに色気と艶気を増したような気がする。憂いを含んだ横顔にくらくら。はー。しかし新妻の友人はそんな染様よりも圧倒的に出番の少ないハズの粟根さんをカッコイイといった。おいおい……。カーテンコールで染さまはなんと轟天のマネをしていた。ひぇぇ。

帰ってきてから興奮さめやらぬままつい「髑髏城の七人」のビデオを観てしまった(←ほんとアホや…)。そして案の定、染さま以上に捨之介&天魔王の古田新太にヤラレてしまった。ホント、生で「髑髏城」観たときは、あまりの古田さんの色気にブチのめされて妊娠するかと思ったもんなぁ……つーかホントに帰りみち腰が砕けてまっすぐ歩けなかったし(いやマジで……)。それから、ビデオを観ていてふと気づいたけど「阿修羅城」ってバカ系悪役がいなかったなぁと思ったりして。普段右近さんがやってるような、憎めないおポンチな悪役がいないなぁと。だからギャグが少なかったのかしら。ああ、それにしても初演の古田さんが演じた出門を観たかった……さぞ格好良かったんだろうなぁ……。



Date:2000.8.24.
▼ 夜、ペテカン初見。大学の将棋研究会の部室を舞台にした、男5人によるひと夏の会話劇。テンポの良い会話がクスクス笑いを誘ったり、時にちょっと感傷的だったり。すごく丁寧に作り込んでる姿勢に好感。音楽や美術、隅々までこだわりが感じられる。中盤、1曲の間に暗転とマイムを巧く使って時間の経過と登場人物たちの距離をうまく表現したあたりは「おお」と唸らせるモノがあったなぁ。でも、ラストはもう少し余韻を残す終わり方のほうが良かったんじゃないかな。観客の想像力にまかせるにしても、4人と1人の関係がちょっととらえどころがなくて戸惑った。爆発的に動員を伸ばすタイプではないにせよ、地道に人気の出そうな劇団かもしれないなぁと思ったりして。



Date:2000.8.23.
▼ 昼、「人間風車」の記者発表。小劇場界的には結構豪華なメンツではあるけれど、TV的な話題はないから集まり悪いだろうなぁと思ったけど、以外とカメラや記者が来ていたりした。なかば阿部一族になりかけている私としては、阿部サダヲについ見とれてしまったり。くー。「人間風車」って一度観ちゃうと、もうネタバレしてしまって面白くない部分も多いのだけど、でもさすがに阿部サダヲがサム役やるんだったら見逃すわけにはいかないなぁ! 楽しみ。



Date:2000.8.22.
▼ 昼、カメレオン会議の取材&撮影で遠く宿河原まで。しかも駅から歩くし……遠い……。でもここに毎日通ってる役者さんを思うとホントごくろーさまだと思う。広岡由里子さん&西牟田恵さんにお話を聞く。どーやら本がまだ上がってないらしい。どーなることやら。おふたりと制作のOさんとで、見本誌を見ながらまるで女子校ノリの話をしたりする。面白かった。

▼夜、ハイレグジーザスの取材&撮影。トランスで全国ツアー中の河原さんにお話を聞く。河原さんは少し疲れているようだったけど、その反動かそりゃあもうよくお話してくれた。1ページの記事にはもったいないくらいに。しかしキケンな発言も随所にあったのか、隣で制作のTさんがオロオロしていた。撮影はカメラマンさんに無理矢理お願いして用意してきてもらったヒョウ柄のバックの前で。色使いといいイメージ通りで満足満足。さすが。しかし貴重な稽古時間を大幅に割いてしまってスミマセンでした>ハイレグの皆様。



Date:2000.8.21.
▼ 「オーファンズ」の写真撮影で都内某稽古場へ。少々連絡の行き違いがあり、3ショットの写真を撮るはずだったのが急遽稽古場風景の撮影に変更に……おろおろ。カメラマンのYさん、ごめんなさい〜(涙)ご迷惑おかけしました。とほほ。しかし椎名桔平の表情がまた……「永遠の仔」とうってかわって、まるで少年のような可愛らしさ!(ってこんなこと書いて良いのかな)デニムの上下で動きもちょっと子供っぽくて……思い出すだけでもどきどきするなぁ。かっこよかった……(遠い目)。なかなか懐かない気性の荒い子犬という感じで、ちょっとクラクラしてしまいましたわ。いやコレ女性ファンは必見かも。映画版よりも少年っぽさが前に出てる感じだったな。キレやすい危ない青年というよりは、まだ躾けられていない犬って感じでした。一方パンヤオの伊藤くんはむしろ飼い犬に対しても怯えてるような臆病な子犬っぽさ。つまりオーファンズって子犬の兄弟を根津お父さんが飼い慣らして躾をする物語なんだわ……なんて思ったりして。後半の見せ場がどうなるかがポイントなんだけど、きちんと劇場いっぱいにあの緊張感と三人の関係性の変化が伝われば、面白い作品になるんじゃないかと思ったりして。



Date:2000.8.18.
▼ どうでもいい追記。
「阿修羅城の瞳」の中盤でふと萩尾望都の「百億の昼と千億の夜」(原作は光瀬龍なんだけど)を読み返したくなったのは私だけか。私だけだなきっと。
いや、阿修羅がね……(以下自粛)

さらにどうでもいい追記。さっきふとYahooにて「阿修羅」で検索してみたら、阿修羅という名前のストリッパーのお姉さまがいた。びっくり。



Date:2000.8.18.
▼ 「阿修羅城の瞳」……見てきました。
ほんとスミマセン、私に感想を聞かないで下さい。舞台の内容がどうこう言う前に、仕事でまる三ヶ月間この公演が頭から離れることのなかった私としては……思い入れ深すぎて、もう、何も言えないんです。「どうだった?」と中島氏に感想を聞かれたけれど、とても一言で応えられずに目を泳がせてしまいましたわ。とても「面白かったですよー」とかそんなおざなりな言葉で感想言えるような状況では無かったんです。はい。まだはじまったばかりだから内容には触れません。職業的な目で見ると、まぁ色々気になることもあるんですがそんなことは些細なことで。つーかもうタダのファンとして見に行ってたんで、なんかもう、終わった直後は気が動転してました。動転のあまり色んな人に挨拶しそびれてしまった……あぁぁぁ、しまった!

いろいろと思い入れも含めて後日ゆっくりと感想書きます。まだこれから2ステージ見に行くしね! でもこれだけは書いておくけど、後ろでこっそり錫杖を倒している江波杏子さんだけは見逃さないで欲しい(笑)



Date:2000.8.15.
▼昼、明日図鑑の主宰・牧田氏と女優の大久保さんが情宣にご来社。牧田氏に「小松さんて……もしかして"小雪"ですか」と指摘されてギョッとする。ひええ。

▼夜、阿佐ヶ谷スパイダースを観に行く。今まで観た中では一番面白かった。でもまぁ中盤までの冗長さとラストのキレが悪かったのがちょっと気になると言えば気になった。あんまり解りやすい落としどころに落とさずに、もう少し早い時点でプツリと暗転させて終わらせちゃった方が、後味の悪さとなんとも言えない余韻が残ったんじゃないかと思う。「もう終わりだな」と思ったところからがちょっと長いんだよな。それから、防空壕に監禁されていた人々が子供っぽいのはまぁ良いとして、もうちょっと「子供ならではの残酷さ」にも突っ込んでほしかったな、と思ったり。ユンファに対する悪口も「臭いんだよ」くらいで済んでるけど、アレ本当の子供だったらもっと残酷な(ちょっとここに書くのは抵抗あるような)悪口をなんのためらいもなく言っちゃうだろうな、とふと思ったりしたけれど。でも役者もみんなハマってていい味出してて、充分面白かったな。伊達くんのなんとも言えない表情も良かったし、蓋を開けられた瞬間の長塚氏の表情なんかも秀逸だったし。冷房対策で席によってはひざかけを用意しているのも制作側の心遣いを感じたりして。

それにしても何度も蹴られる小林健一氏が痛そうで「やめて! 顕作くん、コバケンをいじめないで!」とか思ってしまうファン心理。しかし、よく考えたら動物電気の公演のほうがよっぽど痛いことされてるのにね。



Date:2000.8.12.
▼ 帰省ついでに神戸の遊気舎公演を見に行く。ゴミ映画を撮影するゴミ公演「エル・ニンジャVSアマゾネス・キョンシー」……またしてもゴミっぽいタイトルだこと。まぁ、後藤ひろひと大王の最後の遊気舎演出作品だし。てなわけで凝りもせずマチネソワレと2回観劇してしまうコアなファンっぷりを発揮。しかしさすがに人として恥ずかしいので制作の荻野さんや後藤さんに見つからないようにコソコソと移動する。といいながらもマチネでは谷省吾氏の「偽リー館内ツアー」にべったり張り付いていたりもするんだけど。

マチネでは無事ゴミ映画が完成していたけれど、ソワレでは機材の故障かなにかでなんと編集できず終いという恐ろしいトラブル発生。ビデオの販売を安くしますという制作サイドの心配りはあったものの、やっぱ消化不良感はのこるよなぁ。イヤ私個人的には、2回目だからそんなトラブルもむしろ楽しめたりする余裕はあったんだけど。しかし実家が田舎だから終電が気になって仕方なかったけどね。開演が18時なのに終演が22時15分というのはさすがに……。

そういえば、映画には三上市朗氏はもちろん腹筋善之介氏や粟根まこと氏などが登場するという妙に豪華な内容でしたとさ。そうそう、今回なんといっても必見だったのは「西うらしんじの挑戦部屋」。小さな小部屋でミスタースポック?な扮装をした西うらしんじ氏がひたすらドミノを並べているという部屋なんだが、小窓にあるそのドミノの先頭には「どうぞお気軽に倒して下さい」と張り紙が……。気軽に倒してみると、西うら氏が「あああああぁぁ!!」という顔をして(この表情が秀逸なんだ、また)床にくずおれるという部屋。そしてオロオロした表情でまた一生懸命ドミノを並べはじめるという……。ついその表情観たさに3回もドミノを倒してしまった私(←ヤな奴だねまったく)。いやホント傑作でした。



Date:2000.8.11.
▼ 「グリークス」の件で蜷川幸雄氏取材&撮影。稽古場にお邪魔すると稽古スタートの1時間半前だったゆうのにキャストの人が何人か来ていて、既に身体を動かしていた。気合いの入った現場を垣間見る。蜷川さんには灰皿を投げられた。……嘘だけど。(こんなことを言ったら失礼なんだろうが)意外にも可愛らしいオジサマだった。自分で「オレはもうジジイだからさ」とか言ってるのもなんつーかステキだった。教えてはくれなかったけど、色々とたくらんでる感じだったな。すげえ緊張したけど。

どうでもいいけど、グリークス、観たいは観たいんだけど、いくらなんでも上演時間9時間はどうかと思うよ。つーかチケット代27000円って、どうよ。どうなのよ。CD9枚も買えちゃうんですけど。でもそれがアッという間に売り切れたらしいから恐ろしいよ。まぁ、追加席が出たようなのでまだチケットは入手可能なんだけどね。

▼ 夜、トランスを見に行く。まぁ、予想していたよりはマシな印象。後半、「それはあなたの××よ!」「えっ……」の繰り返しには、どーにもこうにも笑いが止まらなかったけど。どの「えっ……」も同じトーン、同じテンションなんだもの。しかしハイレグファン的には、みんな子供を見守る母のような気持ちで河原さんを見守っていたに違いない。

終演後、河原さんと乾貴美子さん、ハイレグ制作の高橋さんやライターの村田氏と飲みに行く。オフレコトーク炸裂。



Date:2000.8.10.
▼ ラブリー・ヨーヨーを見に行く。空調が効いて無くて暑いったらもう! 辻くん@動物電気が出てきてからはまぁまぁ見てられるんだけど、そこまでは今ひとつ冗長。前回公演のほうが断然面白かったなぁ。やはりワンシチュエーションではアイデア不足か。



Date:2000.8.9.
▼ 夕方、ナイロン100℃の取材・撮影。写真が今ひとつフツーの写真になってしまったのが心残り。それは決してカメラマンさんのせいではなく、私のディレクション不足なんだけど。

「ナイス・エイジ」、やっぱり上演時間は長いらしいです。



Date:2000.8.8.
▼ フィリップ・ジャンティを見に行った。相変わらず不思議な雰囲気のパフォーマンス。3年前だったかに初めて見たときほど強い印象はないし使われてる手法も似たような感じではあったけれど、作品としてはそれなりに面白い。でも適度に心地よい雰囲気は疲れた身体には眠気を誘うというか……。



Date:2000.8.7.
▼ 夜、双数姉妹を見る。ホンはここ数作に比べたら断然面白いし、なんといっても中村まこと@猫のホテルが素晴らしい! 彼なしでは舞台が成り立たなかったんじゃないかと思えるくらいの独特の存在感でした。ただそれ以外の部分では気になったところも多数。主役の二人の少女はやっぱりもうひといきという感じだし(がんばってはいたけれど)。モノローグがちょっと恥ずかしく感じてしまったのも事実。ラストの五味氏の台詞も、テーマを言葉で説明してしまうのはちょっとどうかと思うし。まぁ大筋でホンが良かったと言っても、改訂とはいえ再演だしなー、なんて思ったり……。これが新作だったら「双数姉妹の今後に期待!」と書きたいくらいなんですが。元は旗揚げ前の作品だし……まぁどれくらい内容が変わったのかはわかりませんが。なんつーかいろんな意味で複雑な後味の舞台でした。



Date:2000.8.4.
▼ 四季劇場で取材&撮影。つーても自分とこのじゃなくて関西版の四季「壁抜け男」の取材の立ち会いだったんだけど。それにしても石丸幹二サマかっこいぃぃぃ! 一瞬でホレましたわ。Tシャツ姿がまた目新しくて素敵♪ とても気さくに色々お話してくださって、とてもイイ人だったなぁ……(感涙)。常々思うのだけど、本当にイイ役者さんというのは、常に「相手を楽しませる」という行為が身に染みついているのか、インタビューの時とかでも話し方がうまいんだなぁ。間の取り方とか。コメントもすごくきちっとまとまったのをいただけるし。なんつっても雰囲気に華があるし。写真もポラ見たら凄い素敵だしー!! ポラロイドプレゼント用にサインをもらったけれど、今回もまた自分の懐に入れてしまいたい衝動に駆られまくりましたとさ。ああ、目の保養っつーか眼福っつーか。そりゃもう幹二サマにメロメロになりまくった取材でございました。

▼で、そのまま夜は四季劇場で「壁抜け男」観劇。イイ意味でこじんまりしたミュージカル。まぁ言ってみりゃ地味ではあるので、壮大でド派手なミュージカルを期待して行くとがっくりするハズ。石丸幹二も「地味で冴えない中年男」という役回りなので、いわゆる「二枚目の石丸幹二ファン」にはあまり好評ではないらしい。でも、その冴えなさがまたキュートなのよー。なんつってもミシェル・ルグラン(ex.シェルブールの雨傘、ロシュフォールの恋人たち、etc)の楽曲がいいし! 音楽はすべて3人のミュージシャンが楽器をいろいろ持ち回りでやってるので、これまたこじんまりとしたアンサンブルといった感じ。ミュージカルはやっぱ楽曲が命だなぁ。物語的には壁を抜けられるようになった男が繰り広げる騒動、といった感じで、まぁコレも見方によってはヤバい話ではあるのだけど。でも見どころを全て取材の時に教えてもらったので、もうバッチリ見逃さずに全て楽しませていただきました。何より、すっかり幹二サマの柔らかい歌声にメロメロになっておりましたわ。素敵だったなー。「平凡だけれど 人生はそうゆうもの 趣味はささやかに 心あたたかく 派手さはないけど 僕の人生 人生は素敵!」とか歌われちゃうと、「ビバ! 地味な人生!」とか思ってしまいます。

つーか最近やたらミュージカルを見る機会が多いなぁ……。もうすっかりあの様式にも慣れてしまって「突然歌い出されることへの違和感」とか無くなってしまったなぁ、とか思ったりして。



Date:2000.8.3.
▼ 夜、コマ劇場の「新・オズの魔法使い」のゲネを見る。いや別に好きでみているわけでは……仕事だからね。安達祐実の台詞回しは、まるで吹き替えの声優のよう。そういう意味では完璧とも言える。子供的に面白いのかつまらないのかどうなのかわからないけれど、コレを見ると去年見た「ピーターパン」は面白かったなぁとか思ったりする。なんだかんだ言って、フライングシーンや海賊船が出てくるシーンには「おぉっ」と思ったし、古田新太のお父さん&フック船長役は楽しかったし。何より「大人になりきれないアダルトチルドレンのマザコン少年が拉致監禁を繰り返すお話」という、大人の目から見るとどうみても“ヤバいお話”というのが面白い。「僕のお母さんになってよ! ずっとネバーランドにいてよ!」って、そらヤバいわなー。子供に見せちゃいけないよ……。それにくらべるとオズはどーみても健全すぎて、面白くないんだよね、ヒネた大人としては……。



Date:2000.8.2.
▼ 仕事があんまりないので、昼間にのんびりとキャラメルボックスを観に行く。「カレッジ・オブ・ザ・ウインド」を観る。取材の時にビデオも前半まで見ていたし、台本も全部読んでしまったので知っていたけれど、やたら人が死ぬ話だ。そういう意味ではちょっとどーかとも思うのだけど、後半は力技で泣かされる。それにしても、平日の昼間だというのに補助席でまくりの超満員。すごいよなー。



Date:2000.8.1.
▼ 合併号の校了。開放感。午後は珍しく仕事がないので、外にご飯をたべに出てゆっくりと昼食。会社に戻ってダラダラと伝票を書く。

▼夜、池袋の東京芸術劇場にStudio Lifeを観に行く。実は初見。「トーマの心臓」とか、ずーっと前から気になってはいたものの、萩尾望都の原作に愛が深すぎる故にあえて観に行かずじまい。しかし動員もものすごい勢いで伸びてるらしいので、そろそろ観ておかないとマズイかなーとようやく足を運んだわけで。いやそれにしても凄かった。客席がほぼもれなく女。男は関係者がほんの4人いるだけ。一般客で男、というのは一人もいなかった。そして、グッズを買い込んだり、パンフレットを食い入るように見つめていたり、出待ちの時とかに撮った写真をお互いに見せ合ったりしていて、「……今日はファン感謝祭に紛れ込んでしまったのかしら?」と思うような状況が展開されていて……客席が妙に熱くて、少々居心地が悪かったり。しかも妙に皆様気合いの入った服装でメイクもばっちし。いわゆる小劇場ファンとはあきらかに違う客層だなーと思ったりして。

さて本編。話の大筋は、王道メロドラマ。身に覚えのない罪を問われて終身刑を言い渡された男と、看守の娘が恋に落ちて。んでもって多額の賞金のかけられた「黒いチューリップ」を育てるために二人で努力して……とかそんなストーリー。それにしても女装のヒロイン役がでかいったら。主人公より背が高い! つーか、登場人物の誰よりもノッポ。しかもガタイがいいし……。ラブシーンとか、すごいことになっていたなあ。しかし舞台が終わったと思いきや、終演後、オマケのショーが! 主役級の役者が数人出てきてのトークショー。その瞬間、客席からフラッシュの嵐! 客の8割(推定)が、それぞれカメラやハンディカムを手に舞台を撮影を始めていて。どうやら、本編ではないこのショータイムは撮影が許されている模様。さらに、「えー、この後、役者に面会を希望される方は、いつものように裏口のほうへ回って下さい。10時半くらいで終わらせていただきますが、ご挨拶させていただきます」というコメントが! 客の出待ちを容認とは……。

楽屋に挨拶に行き、そのまま裏口から出たら、おそらく観客の7割(推定)がそこにズラリと! まるで宝塚のように、花道を作ってカメラや花束、プレゼントを手に期待に顔を輝かせて待つファンの群れ。しかもファンの中にも序列ができているらしく、古いファンから順番に入り口近くから並んでいるのだとか。なんでも徹底した規律があるのだそう。そうか、コレがあるからみんな妙に気合いの入った服着てるんだと納得。凄い! 凄い世界だよスタジオライフ! なんというか舞台以外のことがやたら印象に残った公演だった。いやマジで一見の価値あります、色んな意味で。