ウラPlay News  〜言いたい放題観劇雑記帳〜
このページはオイラの個人的な覚え書きであって某情報誌とは一切関係ありません。また芝居の感想についてはその日の体調や個人的感情によって著しく左右されております。間違っても劇評なんて高尚なモノを書いてるつもりは毛頭ございませんのでご了承下さい。

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もっと昔のヤツ
reviews



(00.06.04〜)

Date:2000.10.31.
▼ 午後、新国立劇場の2002年までのラインナップ記者発表へ。昨日の四季みたいに役者が出てくるわけではないので、栗山民也がひたすら話し続けるという、ちと地味な会見。ラインナップもこういっちゃなんだが、地味だ。チェーホフがずらり……まぁ、キャスト次第だけどね。3人芝居とかはキャストによってはかなり面白そうな感じ。

▼ずいぶん前に発注していたつめきりTシャツが届いた。カワイイ〜。寒くなってしまったので当分おあずけだけどね。



Date:2000.10.30.
▼ 四季の来年のラインナップ記者発表の取材。つーても東京の分は、ライオンキングが年末までロングラン状態なのと、年明けの年末から年明けまでの「ソング&ダンス」改訂版以外決まってるのは一本だけ。私の心の王子サマ・石丸幹二&下村尊則のダブルキャストでやる「ハムレット」だけなんだなぁ。その後春以降はずっと未定状態。まぁ「コンタクト」とか「アイーダ」とか、ブロードウエイミュージカルの日本版をやるかもしれない、なんて話もポロリと漏らしてはいたけど、全然このへんは未定らしい。まぁでもワタシ的にはもう幹二サマが近くで拝めるなら何でも良いんです。ハムレットも楽しみだなぁ。誌面用の写真を押さえた後は、思いっきり幹二サマアップでこんな写真を撮ったりしていた私なのでした(かーーーっこいーーーー・)。……ホントあたしってば趣味で仕事してるよなぁ。



Date:2000.10.29.
▼ CAB DRIVERを見に行く。初見。まぁ松田正隆作品だからそんなにつまらないこともないんだろうと思いながら。まぁでも予想以上に丁寧に演出しているなぁという印象。諸々の予備知識なく観たらもちろんそれなりに巧く仕上がった作品なんだろうけど、「でも松田戯曲がいいってことだからなぁ」という結論に落ち着いてしまう。このユニットで松田作品をやる意義はどこにあるんだろうという疑問にかられたりして。それに、多分戯曲では今回の役者よりもう少し上の世代が設定されてるんだろうなぁという気も。どう見ても20代後半かせいぜい30そこそこの男たちが、そろって結婚していたりしかもそれが既に別居状態にあったり、奥さんの相手が無くなったというような描写があったり、なんてあたりにどーにもリアリズムが感じられないし。それに、多分あの話は30代後半か40にさしかかったくらいの男たちが男女関係やら何やらの諸々を持て余してウダウダしてるダメさ加減を書きたいんじゃないかなぁという気がするんだけど、でも若い役者がやっちゃうとそのダメさがあんまりダメっぽく見えないんだな。その辺、もうすこし年齢が上の層の役者を集めるか、脚本に手を入れるか、あるいは別の戯曲を選ぶかしないとダメなんじゃないかなぁなんて思ったり思わなかったり。それにしても、詩人を目指す青年役のキシジュンこと岸潤一郎@ハイレグはずるい。あの使い方は巧いよなぁ。



Date:2000.10.26.
▼ 文学座「缶詰」を見に行く。退陣に追い込まれている社長とその腹心の2人が、温泉宿に泊まって打開策を練るんだけど、宿の人になぜか映画のスタッフだと勘違いされてそれを装うハメに……。という設定からするとどーにも「ウソがウソを呼んで雪だるま式に大変なことに」ってな感じの、それこそレイ・クーニーとか三谷幸喜とかみたいな作品を期待しちゃうんだけど。まぁそこまで入り組んだことにはなってませんでしたな。まぁそうゆう展開ではあるんだけど、もちっと解りやすいシンプルな話。まぁ、「壮絶に面白い」タイプの話ではないけれど、適度に笑えて適度に物悲しくて、そんな感じに仕上がっていた。あと、予想通り角野卓造さんの頭髪はやっぱり見事に乱れていた。途中枕投げでケンカするシーンではもう完璧に頭頂部が出ていたし。「あぁそんなに暴れたら貴重な残りの髪まで抜けちゃうよ!」と思うくらいにね。



Date:2000.10.25.
▼ 昼、取材もかねて四季「ライオンキング」観劇。アメリカ版の演出家が映画「タイタス」のプロモーションで来日してるので、日本版を初観劇するとのこと。実は私、こんな仕事をしてるくせに「ライオンキング」初見なのでした。お恥ずかしい。でも運良くオリジナルキャストというかベストキャストで観ることができましたですよ。ラッキー。まぁストーリーはシンプルだけど、これでもかと言わんばかりの演出はさすがに飽きない。なんつーか、アレね。そんな必然性ないにも関わらず、その辺に生えてる草とかまで役者が演じちゃうのが、稚拙という意味でなく学芸会とか村祭りとかあーゆーノリ。いい意味ですごくプリミティブな表現という気がした。私の高校では体育祭のメインが「連合創造」つーて、1連合140人くらいで10分くらいの寸劇をやるんだけど、それを思い出したりしたのだ。当時はまだ珍しかった数年前のキムタク風ロン毛のベーシストTozzyこと戸嶋先輩がワカメの役でひらひらしてたのとか、パイナップルの役をやってしまったがためにその後1年間わたしたち後輩から「パインちゃん」と呼ばれるハメになった幸田先輩とかを思いだし、なんか懐かしい気分になってしまったり。それにしてもオープニングといい、途中目から布の涙を流す動物たちといい、新感線の「轟天2」がよぎってしょうがなかったなぁ……とほほ……。まぁ、単純に飽きずに楽しめましたです。

▼で、夜は世田谷パブリックシアターでフィリップ・ドゥクフレの「トリトン改訂版」を観劇。うーん、評判はいいみたいだけど、私はあんまり面白いとは思えなかったなぁ。席位置が悪かったのかなぁ? なんつーか、サーカスというにはアクロバティックな動きはそれほどでもないし、ダンスというには動きはシンプルすぎるし。つーか、基本的に体操競技みたいな動きのような気がした。演出的な面白さもそれほど感じなかったし……。うーん。単に眠かったからノれなかっただけかもしれないんだけど。



Date:2000.10.21.
▼ 夜、六本木のショークラブ将軍にニバイハンプロデュースの「収穫祭」見に行く。しかしポツドールは役者の野平氏だけの参加となり、作品は出さないことになった模様。主宰の三浦氏は短編向きでないらしい。まぁそれはそれで納得なんだけど、ちょっと残念。マダムゴールドデュオはなんだか白塗りでシュールな小品を演じていたけれど、ゴキブリコンビナートボンバーのインパクトの前にあっさり消滅。まぁゴキコンも普段に比べるとインパクトの薄い危険性の無いモノだったけれど、相変わらず地獄の底から聞こえてくる声があるとしたらこんな感じだろうと思うような声で「投げてくれ〜、投げてくれ〜」と連呼するので、それだけで目眩のする思い。はー。しかしまぁ時間も一時間程度で、こじんまりした公演でしたことよ。



Date:2000.10.20.
▼ 夜、新国立劇場の「欲望という名の電車」を見に行く。もっとドロドロに重いヘビーな内容かと思ったら、意外と軽くユーモラスな感じで演出されていたので3時間半も苦痛じゃなかったなぁ。なんつったって内野聖陽氏が上半身裸になりまくりフェロモン出しまくりで女の尻揉んだりするもんだからもう! 野蛮で乱暴で粗野な男なんだけど、でも「ステラちゃん大好き! ラブ!」な感じがもう、セクシーやらかわいーやら。夫婦喧嘩した後、泣きそうな叫び声で「ステラぁぁ!!」とか叫んで、あげく出てきた奥さんに跪いて抱きついちゃうあたりなんかもう! もうもう! たまんないっすねありゃ。はー、もっと近くで拝みたかった。樋口可南子サマも最初ちょっと役作りしすぎかなーと思ったけど、後半だんだん慣れてくるとあんな役なのに可愛らしくて痛ましく見えるし。さすがザ・女優。いやそれにしても長さを感じない面白さでしたことよ。満足満足。



Date:2000.10.19.
▼ 遊◎機械の公演の後、その足で吉本興業本社へ。「ヤ・バ・イ・3人芝居〜ダイオキシンブラザーズ3」の取材撮影はなんと夜11時スタート(涙)。そりゃ間寛平&ベンガル&大竹まことの多忙な3人が揃う日ってそうそうないだろうけど……3人とも打ち合わせの後でかなり疲れてる面持ち。ううん、怖いよう。時間もホントは2カット撮りたかったので1時間以上もらいたかったのだけど、「できるだけ早めに終わらせて下さい……」と言われて結局1カットでガマンすることに。はー。部屋に入った瞬間、3人とも目がドヨンとしていたのでちゃんと話してくれるかなぁぁと一瞬不安になったけど、大竹まこと氏が気を使ってくれたのか、色々と話してくれた。ほっ。
前回公演の時は結局4回くらいしか稽古ができず、「同じ芝居をやったとは思えないほど」(大竹談)アドリブ多発で毎日中身の違う公演になっていたとか。大竹氏曰く「ボケの人間って怖いよ、昨日やってウケたこと全部忘れて違うことヤリ出すんだよ。ツッコミは昨日ウケた台詞にさらにツッコミ入れてやろうと思って考えてくるのにさぁ。しかも違うことやって面白ければいいけど、全然ウケなかったりするんだよね」だって。あと「シティボーイズでは“その間が違う”、とかいいながら1ヶ月以上稽古するけど、吉本新喜劇とかは2日とかだもんね。彼らはプロで僕らはホントアマチュアですよ」みたいなこともおっしゃってましたなぁ。



Date:2000.10.19.
▼ 夜、遊◎機械/全自動シアターの「メランコリー・ベイビー」を見に行く。ある種の世界観を作るという意味では、そりゃもう完璧な公演。本だけでなく、舞台美術からムットーニ氏の人形、音楽の使い方まで、見事にスタッフ・キャスト一同が目標のイメージを共有してる感じを受けた。筒井道隆氏が何のヒネリもなくいかにも筒井くんなイメージだったけれど、あの一見何もしてないかのように見える自然体の演技の裏に、一生懸命真摯に努力してる一面を取材時にかいまみてしまっただけに……なお感慨深いというか。やっぱ舞台っつーのはこうでないとなぁと思ったりする。本や役者だけじゃなく、全ての創り手が同じ方向をみて作っている感じの作品というのは、本当に気持ちがイイのだ。ああ、イイもの観たなぁ。



Date:2000.10.18.
▼ チェリーボンバープロジェクトの公演の件で、ナイロン100℃の長田奈麻さんと峯村リエさんと制作さんご来社。それにしても作・宮藤官九郎×演出・河原雅彦と作・KERA×演出・手塚とおるの2本立てなんて、こういっちゃなんだけどムダに豪華すぎ。みんな忙しいのによくやるなぁ……。



Date:2000.10.17.
▼ 長塚京三ひとり芝居「侍」を観る。つーか京三さんが観たいというよりはむしろ、阿佐スパの長塚圭史が書き下ろす芝居を観たいって感じなんですけどもね、個人的には。取材とかして情が移ってるから……。しかしいわゆる「ひとり芝居のセオリー」的なものは良くも悪くも無視して書かれてる感じ。圭史氏らしいなあという箇所も随所に見受けられたり。そういう意味では面白かったのだけど、単純に「理想の上司とかに出てるあの京三さんが演じるひとり芝居」を期待して見に来たおばちゃんとかは戸惑ったんじゃないかな、と思ったり思わなかったりして。あとビジュアルイメージは統一したほうがいいだろうなと思ったりした。装置や道具にチープなところとリアリズムなところと抽象的なところが混在してるので、あれなら装置を全てチープでオモチャっぽいつくりにして、ブラックな雰囲気とのギャップを出した方が良いだろうに、と思ったり。個人的には最後に盆を回すのもスタッフが見えちゃうのはちょっとなーという感じだったし。うーん。ただまぁカエルのぬいぐるみと戯れる京三さんは非常にキュートでおもしろかったですわ。



Date:2000.10.16.
▼ 昼前から「人間風車」の取材。しかし取材現場に行ったらまだ誰も来ていない状態でライターさん&カメラマンさんと20分ほど途方に暮れる。制作さんよりもG2さんと後藤ひろひとさんのほうが早くきてしまった。G2さんに稽古場の鍵を開けてもらう。それにしてもG2氏、腕に包帯巻いて吊っていたけど大丈夫なのかしら。ようやく制作さんがいらっしゃったと思ったらまたしても問題発生。撮影予定の升さんが遅れていてなかなか撮影が始められなくて、結局予定していた時間より1時間も遅く撮影開始とか。ふー……疲れた……。でもそんなのは阿部サダヲ様の「お久しぶりです」ってはにかんだ笑顔に一瞬にしてチャラさ! わぁぁ、覚えててもらえたんだぁ。嬉しいよぉぉぉ。もおそのたったひとことで何杯かご飯食べられます。……スミマセン、一瞬仕事忘れました。

ところで初演の時はかなり反則技を使って怖がらせ、観客にこれでもかといやがらせしていた作品なんですな、コレ。だから初演を観た人は「もういい」と思ってる方も多いでしょうが、ちょっと本を改訂してます。役者が遊気舎よりも巧い人がそろったぶん、人間関係のあたりもちょっと書き込まれてる模様。それに「反則技を使わなくても、演技だけで充分怖い」とか、「大倉君は稽古を見て泣いたらしい」とか、「後味は初演みたいに悪くない」とか、色々ききました。楽しみすね。

▼で、夜はカムカムミニキーナ「ああ、しんどう」を見に。つーか終演時刻が10:15って! 長い、長いよ!! 話は結構入り組んだ学園ミステリーな感じ。演出に布を使いまくってるのがある種NODA MAPっぽさを感じてしまったり。それに役者が結局客演陣ばかり目立っているので、劇団員がちょっと気の毒。つーかメインの役はみんな客演だし……いいのかな。「カムカム公演」というよりは「松村武プロデュース公演」といった感じ。小手くんとか好きだからいいんだけどさ……。しかし「どぽんど」の時もそうだったけど、クライマックスに突入したと思われる瞬間からその後が長い。もうちょっと起承転結のメリハリをつけて、山場にさしかかったらその後の展開は早くしないと……見ていて「もう終わるか、いま終わるか」とイライラしてくるんですわ。ありゃ作品にとっても損だと思うのだけど。



Date:2000.10.14.
▼ 昼、リリパット・アーミー「獅子の嗣子」観劇。つーてもほとんど台本を読んでいたので中身もラストも知っていたのだけど。しかし殺陣のシーンを見るとねー。なんか新感線が見たくなってしまうんだな。いや比べちゃ悪いとは思うんだけど、刀を構えたらそれがぶるぶる震えてちゃみっともないんだよぉぉ。もっと美しく立ち回ってくれなきゃ! と思ったり思わなかったり。まぁ話自体は解りやすくて、歌ありダンスありチャンバラあり涙あり笑いありって感じで、「楽しませたい!」という気持ちはひしひしと伝わってきます。それは非常に大切なことなのです。でもまぁ私みたいにスレきった観客にとっては、やや物足りないのも事実だったり。うーん。

▼さて下北でそのままマッサージなどしてもらって時間をつぶしてから駅前劇場のTHE SHAMPOO HAT「カフェ・モンテカルロ」へ。喫茶店を舞台に、妊娠したヤクザの妹の子供の父親は誰だー、っていう本来ならシリアスで劇的な話をダラダラと煮え切らなく描いた感じ。しかし呼びつけられた男たちのうちふたりは実はホモのカップルだったりとか。この辺は面白かったな。特に片割れのおとなしい男をサモアリナンズの小松氏がフツーの眉毛で地味ーに演じてるのが異常におかしかった。つーかいつもサモアリを観てる人があれが小松氏だということに気づくのだろうか、果たして。謎。まぁ、欲をいうとやっぱり「父親の疑いがある呼びつけられた男」があと1人か2人いてそれに絡む謎やらエピソードやらがあったほうが面白いだろうな、という気はしたけれど。まぁまぁ面白かったです。何より上演時間が短かったからそれだけで好印象だったりするんだけど。



Date:2000.10.13.
▼ カクスコ取材。解散は来年末だけど、新作をやるのは今回が最後なので中村育二氏にいろいろと胸のウチを聞く。「楽日は大丈夫だと思うんだけど、その2・3日前くらいにふっと泣いてしまうかも」とか、そんなことを仰ってました。公演期間終盤はチェックかも。

その足でウエストエンドスタジオへ。POOL-5という男4人劇団を観に行く。初見。まぁ、個人的な趣味で言うと好きなタイプというわけではないんだけど、ある程度動員は伸ばしそうな劇団だと思った。そこそこキャラの別れた4人の男(と、今回は客演3人)がいかにも演劇的なSF設定(MOTHERあたりがやりそうな感じ)のある程度ストーリーのある芝居をしていて、でもくだらなさもあって、かつ中盤には即興を役者に求めるゲームもあったり……という感じ。たぶん、ハマる人はハマるんじゃないでしょうか。



Date:2000.10.12.
▼ 熱出してフラフラして早退。仮眠してから下北沢へ。明日図鑑「黄昏のサボテン」を見る。この劇団は初見。ちょっと青い岩松了ワールドってな感じか。淡々とした空気に潜む底意地の悪さや嫌らしさは結構好きなタイプではある。でも、全体的にちょっとツメが甘いところが気になった。一見丁寧に作ってるように見えて、メインで会話してる人間以外の動きや目線がちょっとおざなりなので、感情の動きが読めなかったりするんだな。それが意図的なのかそうでないのかは解らないけれど。それに「劇的な瞬間」の登場人物たちの行動がやや衝動的に取れるので、もうちょっと丁寧に複線を張るなりキャラを設定するなりしたほうがいいだろうなと思ったりした。「人格の不安定さ」に頼るのも登場人物のうちひとりくらいにしたほうが良いだろうと思ったり。なんて色々書いたけど、結構嫌いじゃないです。次も見よっと。



Date:2000.10.11.
▼ 「二万七千光年の旅 世紀末の少年」のゲネを見た。
三宅健くんは、ちょっと声がヤバそうだった。公演中持つのかなー? それにしてもたぶん演出だろうとは思うのだけど、野田秀樹の芸風をまんまコピらせるのはやめたほうが良いだろうと思ったり。もっとフツーに自然体で少年やらせりゃいいのに、なんかジジイだか子供だかわかんないような「野田演技」をさせてるもんだから、なんかいただけない感じになっていた。でも踊らせるとさすがにうまいんだけど。あと台詞もよく覚えましたって感じで。ほとんど噛んでなかったし。(まぁいくつか台詞飛ばしても誰も気づかないような本であることも確かだけど。

あと山口紗弥加が意外に、というかびっくりするくらい良かった。可愛いし。表情豊かで活き活きしていたし。野田ワールドに違和感なく染まってましたな。驚いた。そういえば、「台詞が多くて大変」とぼやいていた河原マチャピコ様もちゃんと台詞覚えていたなぁ……マイクは使ってたけど。

まぁそれにしても、やっぱり野田戯曲は野田演出で見たいなぁと思ったりして。ただ「岡村演出が神格化された野田戯曲を世俗まで引きずり下ろしてきた感じが、演出家の意図しないところで面白い作品になっていた」という人もいたり。つーかコレ誉めてんだかけなしてんだかわかんないけど。



Date:2000.10.9.
▼ 今さらながら「池袋ウエストゲートパーク」をビデオで見ていたりして。つーかゴメンほんっと今さらだよなぁ。でも面白いんだよー。「できますん」とか「死ねババァ!」とかなんともクドカンっぽい台詞まわしが楽しい〜。古田新太演じるクスリの売人の「スケベな顔だな」なんて台詞に「うわ言われてみてぇ!」とか思った私はビョーキ。すみませんね。



Date:2000.10.8.
▼ ブロードウエイ・ミュージカル「きみはいいひと・チャーリー・ブラウン」を見た。前半はやはり「大のおとながピーナッツのキャラクターを演じる」ことの奇形感と日本語訳詞の不自然感にいまいち慣れなかったけど、慣れてくるとかなり面白かった。それぞれかなりキャラにハマっていたし。通称「いじゆう(イジワル裕子の略)」の土居裕子はかなり楽しそうにイジワルっぷりを発揮していたし、小堺一機はナチュラルな情けなさがなんともいえなかったし、何より市村正親のエンターティナーぶりにはちょっと感動した。あんまり劇中で積極的に拍手することのない私でも、漫画なら「ぱぁっ」と擬音でもつきそうな笑顔で見栄を切られると、思わず反射的に拍手しそうになっていて驚いた。あとはなんといってもライナスにくらくら。毛布を離さない佐野瑞樹の可愛らしさに不意打ちを食らってノックアウト。私の中で新たな王子様が生まれました。ジャニーズ顔ってあんまり興味ないはずだったのに……ベリーキュートです。やられました。まぁホン自体は劇的な展開もなく、ピーナッツのエピソードが連なってあのキャラたちの日常を描いてるだけなんだけど。こじんまりとしたある意味地味なミュージカルながら、しみじみと幸せ気分になってしまったりして。

▼夜、加藤健一事務所の「ラン・フォー・ユア・ワイフ」を見た。噂通りよく出来たホンだこと。すごく計算され尽くされていて感心する。時間差で二重の結婚生活を送るタクシー運転手が、ちょっとした事故が原因でそれが少しずつ破綻して。二重生活を守るために次々とついていくウソが雪だるま式に大きくなって……てな内容。三谷幸喜の「君となら」に「和製レイ・クーニー」なんてキャッチがついていたのや、KERAさん言うところの「理系コメディ」なんてのを思い出したりした。西川浩幸@キャラメルボックスが実に楽しそうにイキイキとゲイを演じていたのも印象深かったり。さすが人気作品だけあって、面白かったです。満足しました。



Date:2000.10.5.
▼ 大人計画ウーマンリブを見に行った。面白かったー。そりゃもう、なーんもメッセージもテーマもないし観た後に何も残らないんだけど。宮藤官九郎氏の台詞の選び方や、予想もつかない登場人物の衝動的な行動の数々はホントおっかしいなぁと思った。そういう意味で見事なホン。役者もみんなあまりにも美味しすぎる。ひとりの役者として目いっぱい遊んでた岩松了氏……なんかチェーホフとかやったりコクーン作品やったりするよーな作・演出家サマがそんなことしていいのかっつーくらいの。つーか「アメフト!」は稽古の時にすでに見ていたんだけどまさか女装までさせるとはね……。ウーマンリブって今までも役者の個性が前面に出るという意味では本公演以上だと思っていたけど、今回もまさにそう。もう本当におかしくって面白かったです。満足。



Date:2000.10.4.
▼ 夜、ラーメンズとバナナマンが組むユニット・genicoの公演を見に行った。北沢タウンホールで2日間3ステしかない公演だったので、お互いの持ちネタを何本か並べるくらいの内容かと予測して行ったら、ちゃんとネタを作り込んで数本のコントをやっていたのでびっくりした。まぁ目新しさとか斬新さとかゆうよりは、シティボーイズっぽい感じもあったりとか「色んなところから笑いの要素を持ってきた感じ」なんだけど。それにしてもおざなりなライブではなく、2つのコンビがちゃんとがっぷりよつに組んで稽古場で作り込んで来た感じが伝わってきて。「なんで3ステしかやらないの!? もったいないよ!」という気持ちでいっぱいになってしまった。バナナマンは初めて観たけど、単独でやるとどんな感じなのかちょっと気になった。少なくともキャラはおいしい。それからあまりにイイ声の小林賢太郎氏とあまりにエキセントリックな片桐仁氏に惚れ直す。ラーメンズを見るたび「二人だけじゃなく、もう少し大人数で小林氏の書いたホンをやってるとこも観たいなぁ」と思っていたので、そういう意味でも面白かった。またやってほしいな。それにしてもたったあれだけのキャパの公演にあんだけのネタを持ってくるとは、創作意欲があふれちゃってるんだろうな。やっぱりノリにのってますわ、ラーメンズは。もうホント向かうところ敵ナシって感じです。



Date:2000.10.3.
▼ ちなみにそのオードリーにおける蔵サマはこんな感じ↓
http://www.nhk.or.jp/pr/bangumi/asadra/cast/index02.html#012



Date:2000.10.3.
▼ 朝からNHKの朝の連ドラ「オードリー」に釘付け。だって佐々木蔵之介サマが出てるんだもーん・ 最初は学生服&牛乳瓶底メガネで出てきたので、それはそれで笑ったけど。その後、着物姿で出てきた時は「舟木一夫・林与一とならぶ三大スタアになるだろうと期待される若手美男役者」という設定になってるのがなんとも……。でも、蔵さんはヘタに色気を出そうとした浪人風のカツラよりも、真ん中剃り上げちゃったお殿様ヅラのほうがよっぽど似合うのに! もっと格好良く似合うメイクをして〜! と思ったり思わなかったり。

いっそ古田新太之丞にこの場面で出て欲しいなぁ! とか妄想にふけってみたり。そんで自分の妄想に鼻血出しそうになったり(←いやウソだけど)。そういえば秋味Rの本チラシが出来てましたな。すげえバカっぽくて良いです。楽しみ♪



Date:2000.10.2.
▼ 夜、「VOYAGE−船上の謝肉祭」を観に行った。
感想に触れる前にちょっと復習しておくと、脚本は斉藤憐氏だったのだが結局「ギブアップ宣言」があったらしく、岩松了氏ほか数名の脚本や絵本や既存のテキストなどから立ち上げた舞台になるらしいという噂は聞いていて。本番約2週間前くらいの段階でもまだ本が固まっていないという話は聞こえてきていたのだな。以上、復習終わり。

で、さすがに初日だけあって役者がやや台詞を噛んでる箇所が見受けられた。評価は別れると思うけど。オムニバスというよりはもはやコラージュといった感じで、ストーリーやテーマやメッセージを求める人にはダメな芝居だと思われるけれど、私はとても楽しみましたです。何より生演奏の音楽が気持ちよかったし、イイ意味で不完全な感じが気に入った。決して練り混まれた完成度の高さはないのだけど、「単に出来てない」というよりむしろ作品の創造過程の一部を共有した気分を味わえるのだな。これからどんどん変わっていくだろうという想像力をかき立てる意味でも「生きてる舞台」という感じ。エイモス・チュスオーラ作品のデタラメ感も感じたけど、それは「ヤシ酒」が出てきたからか。お客さんも前半はやや戸惑ってるような感じがあったけど、後半はちょっとノリがよくなったような気が。カーテンコールでも拍手がなかなかなりやまない感じだったし。でもまぁ評価はきっぱり二分するでしょう。私も万人にオススメできる内容とは思わないし。あとは好みの問題かなー。

さすがに初日だけあって客席には松本幸四郎パパ、竹中直人、片桐はいり、岩松了……なんて顔ぶれも。みんな目立つよ……。