ウラPlay News  〜言いたい放題観劇雑記帳〜
このページはオイラの個人的な覚え書きであって某情報誌とは一切関係ありません。また芝居の感想についてはその日の体調や個人的感情によって著しく左右されております。間違っても劇評なんて高尚なモノを書いてるつもりは毛頭ございませんのでご了承下さい。

BackNumber
2000.10
2000.09
2000.08
2000.07
2000.06
2000.05
2000.04工事中
2000.03工事中


もっと昔のヤツ
reviews



(00.06.04〜)

Date:2000.11.30.
▼ 昼、拙者ムニエルの村上大樹氏がご来社。えんぶゼミの生徒たちを引き連れて、えんぶゼミクラス公演の情宣に。会うなりいきなり私の時計を見て「TRANS CONTINENTSの時計でしょう、それ僕も欲しかったんですよ」だって。めざといなぁ。でも「買わなくて良かった」ってどうゆうこと。いいじゃん、ペアウォッチにしようよ! 後から来た竜太郎の時計を見てまたそれも「××の時計でしょう」とか話してたけど、村上さんってかなり時計好きと見た。えんぶゼミの話とかいろいろ聞く。それにしても村上さん、いいなぁ。癒し系。なんか会うたびに好きになるなぁ。

▼渋谷のルノアール横にあるZa hall(元ジアンジアン)でやってるシアタートークという月イチの演劇関係者のトークショーに行く。つーかまぁ同じ会社の人が司会やら座談会やらをやっているので単に興味本位で見に行ったのだけど、なんかいつのまにかスタッフとしてステージに上げられてしまって緊張した。うあぁ。恥ずかしいったら。といいながら、「チンコ演劇」について語るハメになりゴキブリコンビナートやポツドールから劇団四季まで話が及んだ。へーきで「ゴキコンはですねぇ、チンコになんかコンビニの袋みたいなのを巻いてテープで止めてるだけなんですよ」とか話してしまったけど客は引いてたような。アレ聞いてる人は楽しかったんだろうか? 謎だ。終演後、ニバイハンのMegumiさんやら猫ホテの中村まこと氏や那須さんやらとシュークリームを分け合って食べる(謎)。サモアリの浅川さんやらポツドールの野平氏やらライターの岡崎さんやら、なんか見覚えのある顔ばかりだった。



Date:2000.11.29.
▼ 珍しいキノコ舞踊団「フリル(ミニ)」を見に行く。南北線開通したおかげで麻布十番が近い……。会場はなんか倉庫っぽい小屋。思い思いにニットを着た女の子たちがフツーに会話して、軽く身体を動かして……というのが開演前からその延長でいつの間にか舞台が始まってる感じ。中盤まではまぁいつもどおりのキノコだなぁといった感じなんだけど、外に面した壁にかかっていた幕が上がると、ガラスの向こうの道路でダンサーがニコニコと踊ってて……というあたりから俄然面白くなっていく。壁の上で踊ったり後ろの階段の上でフォークデュオ(?)が歌ったり、なんか恰幅のいいオジサンや黒人のお姉さんがダンサーにまぎれて踊っていたり、はちゃめちゃな感じ。なんか笑ってる内に幸せな気分になっていく、そんな作品。楽しかったなぁ。



Date:2000.11.28.
▼ ベルギーのダンスカンパニー、アラン・プラテル・バレエ団「バッハと憂き世」を見に行く。なんか冒頭イキナリ松尾スズキが外人になったような人が血ノリをつけてたたずんでいたり、経血をたれながしながら女が踊ったり、土方巽を外人にしたような風貌の人がバレエを踊ったりしていていて、そうゆう意味では飽きなかった。でもハコがやや広すぎるような気も。東京国際フォーラムでなく、パルコ劇場か博品館くらいのステージのサイズでやればもうすこし密度が濃く感じられたんじゃないかなぁ、なんて思ったりした。痛かったのは客席を煽る女の子。ベルギーでの公演のビデオを見ていた人に聞くと、それはバリバリのドラッグクイーンがやった役らしいんだけど。なんかガン黒メイクを意識してるような気もするけどその割にアフロ、服装もなんか中途半端な、なんつーかどういう記号的なモノを意識したのかさっぱり解らない女の子が「カモーン!」とか思いっきり日本語な発音で煽るのが見ていてツラかった。後で聞いたらそのドラッグクイーンのゲイの人はHIVで来日できなかったそうだ。別の意味でツライ……。



Date:2000.11.27.
▼ tpt「薔薇の花束の秘密」を見に行く。会場に入るとウエディングドレスみたいに白い布で舞台から客席まで覆ってあるのにちょっとびっくりする。おぉぉ。中身は、まぁ台本を前もって読んでしまっていたので別に意外性とかは無いんだけどね。tptってどーも悲劇なイメージがあるんだけど、今回はハッピーエンド(ネタバレかしらん)。佐藤オリエさんはやっぱりすごいなーと思ったり。一見不幸な人生でも幸せなこともあるんだよー、っていう内容には単純に「ええ話や」とか思ったり。だけど、やっぱ二人芝居で3時間弱は、長い。まぁそれはそもそも本の問題なんだけどもさ。



Date:2000.11.26.
▼ ラブリーヨーヨー「狂うがまま」を見に行く。ラブヨーは3回目だけど、面白かった。それぞれキャラも立ってるし、設定にちと無理がないでもないけどストーリーはきちんとしてたし。ギャグもベタでもなくシュールすぎもせずという感じで程良い感じ。一歩間違うと確実に中だるみしそうな設定をきちんと起伏を持たせて見せているのに感心。満足満足。でもココもしばらくするとジョビジョバみたいに客席が女の子だけになっちゃうのかなぁなんて思ったり思わなかったりして。



Date:2000.11.23.
▼ 昼、ペテカン「嘘みたいな月」を見に行く。三角関係を心の底に隠しながら、わざとはしゃいでみせる、そんな年越しパーティーの夜。まぁそれはそれでよく稽古されているし使われてる音楽なんかは思いっきり同世代感があって嫌いじゃないんだけど。好みでいうならもう少し随所に感情をにじませてほしかった感じ。感情を隠すのはいいけど、ちょっと隠しすぎ? 前半はただテンポのよいコントのような会話劇にしか見えないから、後半突然感情の動きを見せられても違う芝居が始まったように見えてしまったりするんだな。そのへんの構成力に関してはもう少し改善の余地があると思う。でもまぁ役者の個性とか練り混み具合とか、今後のびる劇団だろうなぁと思ったり。

▼夜,PM/飛ぶ教室「すずかけさん、ガルボンブエノ通りで歌う」を見に行く。うーん、ワンシチュエーションの会話劇にしては、話が長い。せめて1時間半でやってほしい内容。作品に対する思い入れは強くつたわってくるのだけど、誰が主人公だかわからない。群像劇というにもバランスが悪いし、どういう視点でどこを軸に見て良いのかちょっとわからないのがどーにもこーにも、という感じ。最後、なんでそのふたりが延々会話するの? とか、すずかけさんは? とか、ちょっと構成的にどーなんだろうという部分が大きかったような気がする。きっちり入り込めればじんわりと感動できたのかもしれないんだけど、なにぶん眠かっただけに……。



Date:2000.11.22.
▼ 午前中、ポツドールの3名様が情宣にご来社。2月の新作は「身体検査」いいねぇ、いいタイトル。役者に演技をさせず、地の部分を赤裸々にひんむいた状態で舞台にあげるつもりとか。うーん、残酷。見てる立場としてはとってもおもしろいけれど、役者はちょっと可哀想かも。「仲のいい人は呼べません」と役者のふたりはつぶやいていた。前回公演がかなりおもしろかっただけに次回が楽しみ。

▼午後、都内某所で地球ゴージャスの岸谷五朗氏&寺脇康文氏の取材&撮影。まだ内容はあまり固まってないらしい。といってもこの顔ぶれでシアターV赤坂みたいな小さいところでやるんじゃ,チケット争奪戦激しそう。つーか絶対プレミアつくな。あとコレ、チケットぴあで予約するとふたりの声でガイダンスが流れます。ファンなら必聴っすよ。それにしても撮影の時、岸谷氏は眼鏡かけた上にニットキャップを深々とかぶってしまったので、もう犯罪者つーか誰だかわからない状態になってしまった。マネージャーさんが「せめてまゆげだけでも出して……」とおっしゃってくださったのだが、「いいんだよ何でも!」とよけい深々とかぶってしまわれた。あぁぁ、北風と太陽の北風状態じゃん。トホホ。

▼夜、ヤ・バ・イ・3人芝居「ダイオキシンブラザーズ3」を見に行く。まぁアドリブ満載なのはたしかにある程度は笑えるのだが、芝居としては中身のないうすっぺらーい内容。まーそれは予想してたからいいんだけど。ホント間寛平とベンガルの拾いようのないボケには,大竹まことも困惑しっぱなしだったようだ。気の毒に。まぁこの内容ならわざわざ2時間もひきのばさなくても、1時間半くらいにまとめてほしかったなぁ。会社からすぐ近くでやってたからよかったけど。ほかの公演も徒歩10分以内のところばっかりでやってくれればいいのに……。



Date:2000.11.21.
▼ 新感線「秋味R」楽日。一緒に見るハズだった友人が芝居初心者のためサンシャイン劇場にたどり着くまでに迷ったらしい。彼女はあろうことか「世直し天狗」登場直後にやってきた。あぁぁ、一番の名シーンを! しかしあの古田さんの登場シーンときたら……「轟天2」の裸侍以上に恥ずかしいったらないぜ。股間に天狗の面って、一体(赤面)。楽日は前に見たときより立ち回りのキレがよくなってたような。なんでも古田さん、公演中に熱出して風邪引いてたときいたけど……それはもしかして裸になりまくってたせい? まさかね。それにしても変なキャラかつ変なネタ満載の楽しい舞台でございました。アンコールは1曲オマケがあり,スモーク炊いたり銀テープ飛ばしたりして盛り上げてましたな。客席総立ちで大盛り上がりでしたことよ。ああ、楽しかった。



Date:2000.11.20.
▼ 夜、「リバーダンス2000」を見に行く。以前見た某アイリッシュダンスの公演がトラウマになるほどつまらなかったのだが、こっちはさすがに演出がかなりしっかりしていてまぁまぁ面白かった。歌やら衣装やら照明やらスクリーンの絵やらでメリハリをつけて、さらにフラメンコやら黒人タップダンサーなんかも絡めて、単調にならず飽きずに見ていられる仕上がり。ラストの盛り上げ方なんかも巧くて、客席は3〜4割のスタオベ率だった。まぁでも正直、コストパフォーマンスで言ったらかなり高いと思ったりもするんだけど。

▼終演後その足でサンシャイン劇場へ。自分の仕事じゃないんだが、大阪カウントダウンHIGHLEG JESUS公演の写真撮影ということで河原雅彦氏・古田新太氏・宮藤官九郎氏・三上市朗氏の4人の撮影。いや別にワタシが立ち会う必要性なんかどこにもないんだけれども、単に見たかったので手伝いと称して見学に。ヘヘ。クラッカーやらしゃぼん玉やら飛ばしたりしていたけど、ちゃんと撮れているのかな。上がりが楽しみ。その後、akiko姉さん&某制作のTさん&某劇場のTさんと4人で飲む。同じ飲み屋に秋味に出演のお侍さんやらあの人やらかの人やらがいたりしてちょっと遠目に目の保養。うふふ。



Date:2000.11.19.
▼ 都内某所の稽古場にて竹中直人の会を取材。竹中氏&小泉今日子&岸田今日子のWキョンキョン。和気藹々としていて雰囲気の良さそうな現場だった。話は最初「憎しみ」というタイトルを考えていたと聞いてギョッとする。岩松作品でズバリ「憎しみ」なんてタイトルだったら、こ、怖えぇよ。登場人物がどこまで本気でその言葉を言ってるのか、どこまでウソでどこまで本当なのか、なかなか真相が読めない、先の見えない話になりそうな気配。いろんな感情がギュっと詰まった感じとのこと。面白そう。しかしキョンキョンは歳とらないなぁ。すごく顔が小さくてやっぱ美人だったなぁ。はー。あと竹中さんも岸田さんもなんかやっぱり存在感ある人だった。「岸田さんが本っ当に濃いんですよ」「自分だって、人のこと言えないじゃない」みたいなやりとりがあって面白かったなぁ。



Date:2000.11.18.
▼ 昼、げんこつ団を見に行く。ううん、今回は全体的にいまひとつな印象。あんまり笑えなかったな。ただダンスネタが増えていたのが興味深かった。あの路線もうまくやれば面白いネタがたくさんできるだろうなと思ったり。メンバーもかなり練習した気配が感じられたし。きっちり踊れる人がダンスをネタにギャグをやるのは他ではあまりないだけに面白いような気がする。



Date:2000.11.17.
▼ 帝劇でやってるジャニーズミュージカル「SHOCK」のパンフレットに、なんかものすごい誤植があったらしい。篠井英介のプロフィール欄、主な舞台出演欄に「雨降りみたいな月の光の中で」という作品があるのだが、これが「雨降りみたいなの光の中で」になっていたらしい。いくら篠井英介だからってそれはないんじゃないのか。てゆうか、どうやったらそんな間違いが起きるんだ。謎。



Date:2000.11.14.
▼ 夜、吉本花月inルミネを観に行く。品川庄司、可愛い感じだけどネタが基本的に間違ってる……IT革命のITはインターネットの略じゃないぞ。誰かつっこんでやれよ。

吉本新喜劇は実は初見。意外と言ったらアレだが、普通に面白かった。ヘタな小劇場観るよりは全然クオリティ高いよ。ほんのちょっとの稽古でよくアレだけできるよなぁ。さすが芸人。あとDondokoDonの山口氏はやっぱりずるい役者だと思った。



Date:2000.11.13.
▼ 夜、SETを観に行く。それにしても入稿やら校了やらの疲れですっかり寝てしまう。すんまそん。東京芸術劇場の中ホールと私はどうも相性が悪い気がする。なんか行くたびに寝てるような……



Date:2000.11.12.
▼ 芝居3本立ての狂った1日。まず最初に11:30浅草。平成中村座歌舞伎。「法界坊」、面白かった。先に見ていた人が「いやー、なんか、コント歌舞伎って感じ」って言っていたので、ホントかなぁと思っていたのだけど、ホントにそんな感じだった。アドリブ満載だわ客いじりはあるわで、ノリはほとんど小劇場。「この野郎、鈴木その子の弟みたいな白い顔しやがって」とか「申し訳ありません〜(遺跡ねつ造の藤村氏風に)魔がさしました〜」とか言ってみたり、アドリブに対して他の役者が笑いをこらえていたり、宙乗りで壁に激突してみたり、客のカバンを宙乗りしたまま奪っていったり。とても伝統芸能に見えない公演。勘九郎さんは本当に楽しそうでしたことよ。

それにしてもさすがに歌舞伎のお客さんは客層が違う。年齢層が基本的に高かったり、若い娘さんもなんか高そうな服着てるし、着物で来てる人もちらほらいたり、なんかもう「畜生ブルジョアどもめ! このお金持ちめ! どうせアタシはこんなところにいてはいけない貧乏な賤民さ」などとやさぐれてみたり。だって松席13600円って、たけえよぅ。一番安い桜席だって8400円だしさぁ。財布が痛いぜ。……て、阿修羅城10500円に3回行ってる私がゆうことではないが。

▼さて3:10に終演、猛ダッシュで渋谷へ。シアターDでエレキコミックの単独ライブ。初見だけど、結構面白かった。ちょっと変だけど愛嬌のある谷井氏と、半ヒネリはいったツッコミの今立氏。今回はちょっとアドリブ気味だったようなので、原型のネタも観てみたいなぁと思った。

▼さてご飯をかっこんで新宿へ。夜はカクスコ「借りたら返す」を観る。これも面白かった。さすがに本もきっちりしてるし、緩急のつけかたも見事だし、丁寧に作ってる感じだし、なんつったって6人の息がぴったり合ってるしね。最後の新作にふさわしい内容だったのでは。満足。



Date:2000.11.10.
▼ 拙者ムニエル「星星瞳星キラリ」を見に行く。ううん、どうした。台詞噛んでるし、所々台詞かぶってるし。稽古あんまりできなかったのかなぁ? いつもに比べて核になるストーリーがしっかりあって、しかもそれが結構恋愛モノな感じ。ナンセンスとギャグの色よりはロマンスと姉妹の愛憎が強いかなぁ。それにしても、ちょっと完成度的にいまいちな感じ。終演後、楽屋に行ったら村上氏、何も言わずにイキナリ私の肩ばしばし叩くし。いやん。聞いたら完成したのが初日っつーから、もう……ダメじゃん! 応援してるんだからね! 発見といえば、ムニエルってもしかして馬鹿ミュージカルとかやると面白いんじゃなかろうかとか思ったことと、あと市川訓睦氏は第2の阿部サダヲ路線を狙えるんじゃないかということだ。

そういえば、村上氏を追ったドキュメンタリービデオを売るために猫ホテの千葉雅子さんが来ていた。「買ってってー」とあの声で言われると、つい買いそうになってしまう……

後できいたら、どーもこの日だけ出来が悪かったらしい。他の日の公演を見た人はみんな面白かったといってて悔しかったよう。なんかKAKUTAの桑原さんも「あ、私あの日、出トチリしちゃったんですよ。出るハズなのに出なかったシーンとかあって……」とか言ってたし。うぅ、やっぱり他の日に見ればよかったなぁ。残念。



Date:2000.11.9.
▼自転車キンクリートなどでおなじみの佐藤二朗氏が劇団ちからわざの情宣にご来社。堤泰之演出でコント公演をやるとか。じてキン「OUT」については「また殺される役なんですよ……マクベスの時は僕、3回くらい殺されてるんですよねぇ」とトホホな表情。

▼夜、トノチョという劇団を見にMOMOへ。正直、惑星ピスタチオのコピーという印象。オープニングからして、横に並んで客席を見据えた劇団員が名前を順番に言って、最後に群唱で作品名「ゾクママストダイ!」とか言っちゃうあたりとか、おもいっきりピスタチオじゃん! とかねぇ。ラストのラブシーンも放射線状の逆光ライトを後ろからあててシルエットの二人……みたいな、なんかまるで大塚雅史なライティング。どうよ。そうゆう演出面においてまるでオリジナリティが感じられないし、もっと言っちゃうとピスタチオより役者のレベルは低いし。いや、一生懸命やってるのはもちろん解るのでなんか悪口みたいになっちゃうのはツライんだけど、もっとオリジナリティないと、ちょっと見に行く気がしないです。



Date:2000.11.7.
▼夜、青山円形劇場へ羊団見に行く。松田正隆作品にしては、非現実的要素が強いかなぁといった印象。新しい試みなのかなぁという気もするけど、正直、どういった作品に仕上げたかったのかという意図が読めなかったりもする。方言の台詞回しはそれはそれで味があっていいんだけど、逆にそれにごまかされてんじゃないかと自問自答したくなったりもする、そんな作品。ただ、女のなんともいえない業の深さというか、内面のドロドロさ加減をどうしてこの人はここまで描けるんだろうと時々思う。松田正隆氏って、本当は女じゃないのかなどと考えてみたりして。



Date:2000.11.6.
▼ 午後、アフロ13の中谷さとみ嬢&制作さんがご来社。中谷さん、可愛えなぁ……。新作「クロマニヨン・ショック」は原始時代版ロミオ&ジュリエット、あるいは原始時代版シラノ・ド・ベルジュラック、らしい。前回は江古田でしかも平日2日間というヒドイ日程だったのでとても行けなかったが、今回はタイニイ・アリスで土日公演もあるので、なんとか見に行きたいもの。




Date:2000.11.5.
▼ 午後、KOKAMI@Networkの新作記者発表。筒井道隆氏見たさに用もないのに足を運ぶ(←だから仕事忘れすぎ)。いや、結局原稿書くハメになったから仕事になっちまったんだけど。新作はズバリ「恋愛について」。舞台はゴシックホラー調の洋館。ドラマの“脚本家の女王(イメージとしては北川悦吏子らしい)”のところへ原稿を取りに来たTVプロデューサーが、「脚本を書くためには、私と恋に落ちなさい」と命じられてしまう……といった、お話。らしい。なんかその時点でもう内容が読めてしまったような気もするけど。ちなみに右の写真は、相も変わらず「頑張ります、ハイ」としかコメントしない筒井くんの図。ある種の芯の強さとガンコさ故?だと、私は思っているけど。多分言葉にするの苦手なんだろうな。

▼で、夜はおまちかね、新感線秋味R。もー……くだらないったら……。新感線総集編と言ったカンジの内容でした。初演を見たにも関わらずすっかり忘れていて、「あぁ、あったあった、このネタ!」と思ったりするデジャブなシーンも満載。まぁ、具体的な内容はまだステージ残ってるから触れないでおきましょうか。どうせ楽日も見るのでその時にでも。しかし正直、古田新太氏の立ち回りが今ひとつキレがない気がした。体調が悪いのか、それとも腕か足かどこか故障してるのかな? なんて思ったのは、どうも一行レビューを見る限り私だけでもなさそうだし。うーん、ちょっと気になる。



Date:2000.11.4.
▼ 昼、彩の国さいたま芸術劇場へ。蜷川イヤーズ「近代能楽集」を観に。取材の時にどんな演出をするかというのは聞いていたし、基本的には「復刻版」のようなものなので、まぁ演出的な目新しさはナシ。いってみれば「20世紀の蜷川演出を後生に語り継ぎましょう」的な公演なんだろうな。まぁ名古屋・大阪公演をこれから観る方はこの先は読まないほうがいいと思うけど。【以下ややネタバレ】ラストに背景の幕が落ちて劇場の裏が見えたりとか、音の使い方とか、いかにも蜷川さんチックなやり口。まぁ今の時代に観るともう使い古された感のある演出だったり陳腐だったりもするんだけど、まぁ初演時にはこうゆうのがパワフルだったりインパクトあったりするんだろうなぁと思ったり。

「卒塔婆小町」に関しては、壤晴彦がどうやったら美女に見えるんだ! と思いながら観ていたら、そもそも美女に見せなくていい演出だったんだな。街のカップルとか鹿鳴館のダンスシーンとかも全て女装した男が演じるというモノ。三島戯曲といえば「死のイメージの強い官能的な美しさ」みたいなものを表現するのかとついつい思ってしまうけれど、その戯曲をあえてグロテスクで歪んだ世界として表現してる感じ。だから壤晴彦でもいいんだ、つーか壤晴彦でいいんだ! とちょっと目から鱗。高橋洋氏もなんか思いっきり反り返っちゃってイッてしまわれたり大熱演でした。

で、「弱法師」。藤原竜也くんはねー、すごい迫力でした。巧拙とかそうゆう問題じゃなく、すごいパワーを感じましたな。広い劇場なのに声もよく通ってたし、ラストの長台詞もすごいテンション保って身をくねらせながらものすごい恍惚っぷりを見せてました。セクシー・フェロモン系でなくどっちかっていうとキチガイ系の恍惚感だったけど。いやー、ありゃフツーの18歳じゃないなぁ。つーか以前週刊誌に女の子と遊びまくってる写真が出てたけど、「それでこそ」と思いました。もうどんどん女の子斬りまくってどんどんエロくなってくれ! とか思っちゃいましたわ。芸のコヤシになるんならどんなにダーティなイメージでもよかろう、なんて思ったりね。だって童貞にはあんな演技、とても出来ないと思うもの。しかし映像とかよりも断然舞台のほうがいいんじゃないのかなぁ、彼。少なくとも映像でも、さわやか少年とかよりはどっかキチガってる役のほうがあってる気がするなぁ。それこそ豊川悦司とか本木雅弘とかが時々やるような、ちょっとどっかイッちゃってる感じの役みたいなほうがハマるような気がする。

▼さてその足でとなりの駅のさいたまスーパーアリーナまで。同じく蜷川演出の「火の鳥」を観る。いや、もう、これはねぇ。企画からしてもうダメだったんじゃないかなぁ。脚本が薄すぎるモノ。火の鳥をやるんならやるで、どうせ2時間しかないんだからどこかの断片的なエピソードだけきっちりやったほうがいいでしょう。過去と現在と未来をつめこんで無理矢理輪廻させたところで、とてもその壮大な世界観を表すことにはならないんだから……。もう、薄っぺらい薄っぺらい。未来編はほとんどプロローグみたいなものでたいしたエピソードはなかったから、実質的に主役の二人は1回しか生まれ変わってないような印象。にも関わらずなんかムダに感動的な再会とかしちゃうから、なんかもうすげえ安い輪廻なんだよな! そりゃもうあまりのおざなりさと安いロマンス、それをあまり役者としては演技力のないふたり(いや舞台度胸は立派だけど技術的な巧さはそりゃ求めるほうが無理ってもんでしょ)にやらせるもんだから、もう観ててお尻の下がかゆくなってしょうがない。もう逃げ出したいくらいにいたたまれない、かゆい芝居でした。この芝居がヤバかったのは蜷川さんのせいじゃないと思うけどね。レーザーやらクレーンやらバーナーの火やらゴリゴリに使って空間埋めてたしさ。でもコロスの衣裳や水槽の蓮の花とか、「グリークスじゃん!」と思った部分もいくつか。今にも大きな振り子が降りてきてカッチカッチ言いはじめそうな、そんな空気でした。まーそれにしてもつまらなかった。壮絶につまらなかったなぁ!



Date:2000.11.03.
▼ 夜、人間風車の初日を見る。初日だけにやや間の悪さや台詞を噛んでるところが何カ所か目に付いた。まぁすぐ改善される程度のモノだったけど。しかし、2時間半はちーと長いよなぁ。前半部分はもうちっと縮めてもいいんじゃなかろうか。まぁそれにしても初演のインパクトが強かっただけに……うーん。いや、脚本と役者のレベルは確実にランクアップしてると思うんだけどね。でもああいう芝居で「次に何が起こるか解ってしまっている」と、やっぱり楽しみはちょっと減っちゃうなぁ。あと終盤のものすごくイイところでセットがぐるーーーっっと周り出すのも、真面目なシーンなのに「なぜ回る!」つい笑い出しそうになってしまったり。しかし見事に後味のイイ話になっていたなぁ。初演はあんなにイジワルな作品だったのにね。後藤ひろひと&斉藤由貴のコントは微妙に面白かった。



Date:2000.11.02.
▼ 昼、関西版に頼まれた取材の立ち会いで都内某ホテルへ。宝塚の稔幸さんの取材&撮影。正直宝塚ってあんまり見てなかったりするのでどーしよーかとも思ったけど。稔さんのホテルへの到着がおしてしまったけれど、なんとか取材時間の30分は確保してもらえた。こーゆー仕事は、単に立ち会いだけとはいえ、気分的に緊張して、疲れる。まぁでも何事もなく穏やかに取材撮影は終わって一安心。ふぅ。

▼夜、東京ヴォードヴィルショー「竜馬の妻とその夫と愛人」を見る。まぁ、三谷幸喜作品とはいえ正直もともとそんなに期待してはいなかったので、「こんなもんだろうな」的印象。PARCO作品なんかに比べるとやっぱり薄い印象はあるけどね。前半もあんまり重要とは思えないし、もっと短くできる内容を薄く引き延ばしてるような気はした。ただまぁ平田満氏のふにゃぁっとした感じが可愛くて可愛くて。いやカワイイっつーのも失礼な気はするけど、でも母性本能くすぐられちゃうよなぁ。終盤、おりょうに訴える「僕は、生きている」のあたりのキメぜりふも、(某ドラマの武田鉄也の台詞に似ているという説もあるが)ついぐっと来ちゃうしね。いやごめん、あの一瞬で泣いてました、私。笑っちゃうくらいポロリとね。ラストのオチも、竜馬オタクらしい感じで結構好きでしたけど。でもまぁやっぱり前半はもうちょっと内容が欲しかったなぁと思ったりね。



Date:2000.11.01.
▼ 夜、世田谷区の某所へ猫ニャーの取材へ。考えてみたらちゃんとブルースカイ氏に会って単独インタビューしたのって初めてだ。いままで電話取材とか対談モノとかだったから、やたら寡黙で何もしゃべらない人だという印象があったのだけど、でも1対1で話すとちゃんとお話してくれるんだなぁと思ったりして。まぁ、私も電話で顔の見えない取材って苦手なんだけどさ。で、最終公演について。来年以降の活動がどうなるのか、というあたりは、年明けの年賀状DMでお知らせするらしいので、ぜひ今度の公演に行ったらアンケートに住所を書いておきましょう。まぁその今後の予定についてはいろいろ聞いたんだけど……内緒なので書けません。ただ「おいおい本気かよ」と心の中でちょっと笑っちゃったことだけは書き添えておきます。96年作品の短縮版「ファーブル・ミニ」について「見どころは?」と聞くと、「……短くなりました」とボソリ。ホントにもう、これだから……「あ、あと」と言葉を継ぐのでちょっと期待したら、「舞台に文字があるんですけど、それが光ります」だって。なんだそりゃぁ。