ウラPlay News  〜言いたい放題観劇雑記帳〜
このページはオイラの個人的な覚え書きであって某情報誌とは一切関係ありません。また芝居の感想についてはその日の体調や個人的感情によって著しく左右されております。間違っても劇評なんて高尚なモノを書いてるつもりは毛頭ございませんのでご了承下さい。

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もっと昔のヤツ
reviews

Date:2001.5.27.
▼ 鳥肌実の演説「玉砕」を観に東京ベイN.K.ホールへ。遠いなー。とりあえずフリートークなしで前編ちゃんと演説ではあったのでここ数回のライブのような失望感はなかったのだけど。それにしても台本見てはいけないんじゃないのか……それで笑いを取るにしても、何度もやっちゃダメだー。つか、そもそも「本気かネタかわからない」ところがウリの芸風だったのに、「ネタですー」って見せちゃうのはやっぱりツメが甘い、甘すぎるよ。最近どーにもこーにも、ライブのクオリティが落ちてる気がしてならないなぁ。まだライブハウスでやってたころは面白かったのに……

あぁディズニーランドでプーさんに乗りたいったら。



Date:2001.5.24.
大阪にエリザベートを見に行こう計画。

帝劇で見逃した方も、もう一回観たい方も、夏休みはぜひ梅田コマ劇場へ! ツボを押さえた演出で女コドモのハートをワシヅカミ&ツッコミどころと笑いどころ満載&大島美学炸裂の振付など、見どころてんこ盛りの大暴走ミュージカル「エリザベート」(←大間違い)。あのコテコテの商業演劇劇場・梅田コマ劇場で観ると、なお一層笑いどころ満載かも! でもわざわざそれだけを見に行くには交通費でワリにあわないかも……というあなたのために、この夏大阪で開催される公演をいくつか挙げてみました。

■大江戸ロケット(新感線&ホリプロ)@松竹座
■王立劇場(Piper&板尾創路/山内圭哉ほか)@baseよしもと(8/3・4)
■キャラメルボックス「ミスタームーンライト」
 @神戸オリエンタル劇場(8/3まで) ※上川隆也出演
■カムカムミニキーナ「サイエンスジャンボヨーグルト」
 @近鉄小劇場(8/11・12) ※八嶋智人・楠見薫・松田洋治出演
■音楽劇「三文オペラ」@シアター・ドラマシティ(8/12まで)
 ※ブレヒト作/蜷川幸夫演出/鹿賀丈史主演
■死期もとい四季「キャッツ」@大阪MBS劇場


一番のおすすめはやはり大江戸ロケット。青山劇場で観るより舞台が近いらしいので、「舞台全体よりも役者を観るにはベスト」とか。まぁ公演期間前半なので作品の完成度には不安もありますが、松竹座だけに青山劇場にない小屋固有の雰囲気が楽しめるのではないかと思ったり思わなかったり。王立劇場キャラメルボックスは公演期間が微妙ですがぜひ。特にCBは今回久々の上川隆也劇団復帰作なので必見。最近TVじゃすっかりおなじみの八嶋智人も久々に劇団復帰するカムカムミニキーナもすてがたい所。「三文オペラ」も鹿賀丈史・村井国夫・大浦みずきなどかなり手堅いキャスティングで蜷川演出なので、ある程度のクオリテイは保証されるハズ。

上記以外の公演で面白そうなのがあればBBSまでお知らせ下さい。よろしくです。



Date:2001.5.20.
▼ カブ「グラマーグランマ」を見に中野MOMOへ。この劇団は初見。ベターポーヅとつめきりを足して2.5くらいで割って笑いの要素を薄めた感じ。なんて書くと誤解を招くかなー。先述のふたつの劇団に比べるとシニカルさやナンセンスさは薄く、どちらかといえばほのぼの系の女の子感。ガールズポップな曲をうまく使いつつ「心地よい空気」を作ろうとしてるように見えるので、その心意気は買いたい気分なんだけど、まだまだ完成形には遠い感じ。フライヤーなんかはセンスいいんだけどなぁ。役者・脚本・演出ともにもうひといきがんばって欲しい感じがする。あの世界観なら小道具や衣装ももうちょっとこだわってほしいもの。全体的に詰めがかなり甘いものの、目指す世界観は割とはっきり見えるので、それが完成したときは面白くなるかも。今後に期待。

あと先日(といっても実はもうだいぶ前なんだが)編集部に鉄拳が遊びにきたときに撮った写真がでてきたのでアップ→。あ、額が「ぴ」になってる……。「フランダースの犬について考える」のネタを一通りやってくれて、編集部一同大ウケ。面白かったー。「自分はお笑い欄に紹介されてますが、本当はアート欄で紹介して欲しい」と弱々しくアピールして帰っていきました。

もういい加減にしろと言われそうだがエリザベートのレビューに細かく注釈を追記。ねぇ、もう、ホントに。いい加減にしないと……。

Date:2001.5.16.
▼ OMSプロデュース「その鉄塔に男たちはいるという」観劇。OMS戯曲賞を取ったMONOの作品。通常この賞を取ったホンは他の演出家や役者を使ったプロデュース公演になるらしいんだが、この作品にかぎってはホンの面白さを生かすためにあえて初演メンバー&演出家で上演することになったのだとか。というわけで限りなくMONO公演に近いのだけど。物語は戦場、慰問に訪れたコント集団の男たちは宿舎を逃げ出して鉄塔に逃げ込み、そこに隠れて過ごすのだが……というお話。くだらないやり取りやしょうもないケンカに時間を費やすそのだらだら感と背景にある戦争とのギャップを、リアリティとユーモアたっぷりに描いた会話劇。個人的にはMONOの作品でいうと「初恋」とか「錦鯉」とかあのへんの「ちょっとひねった設定の日常」みたいなのが好きだったので、こうゆう「いかにも演劇的」なシチュエーションはちょっと好みではないんだな。初演の時と世間の情勢が変わってるせいもあるのかなぁ、わかんないけど。まぁ、基本的によくできてはいるんだけど。



Date:2001.5.15.
▼ M.O.P.「黒いハンカチーフ」を見に行く。ハーフプライスチケットで2500円だったし、まぁつまらなくはないんだけど……どうにもこうにも話のテンポが遅く感じてしまう。コンゲームものだったらもっとテンポよくみっしりと密度のつまったモノを観たいなぁ。「スナッチ」とか「ロック、ストック……」とかガイリッチー作品観た後にこれ観たら、密度のあまりの薄さにがっくり来るよ……(あれはあれでやりすぎっつーか詰め込みすぎだとは思うのだけど)。上演時間2時間半を、休憩抜いて1時間50分にまとめてテンポ良くしたら、それはそれで面白いかも知れないなぁ。年輩の客層向けならアレくらいのテンポでいいかもしらんが、今時の若者にはちょっととろい。あと詐欺の手口もちとぬるいような気がしたりしなかったり。あと男優のキャラに比べると、やはりキムラ緑子がいないぶん女優陣が弱い。うーん、マキノノゾミだったらもっと面白いもの書けるハズなんじゃないのかなぁ、と思ったりするのは、買いかぶりなんだろうか? このジャンルは結構好きなだけに、どうしても点が辛くなります。



Date:2001.5.10.
▼ サモアリナンズプロデュース「ホール・アンド・ナッツ」を見に行く。いつから物語作家になっちゃったの倉森さん!? と思うくらいにきちんと(?)物語した芝居だった。男として育てられた女性騎士が巻き込まれてしまう運命……ということで「サモアリ版リボンの騎士」なんだけれども。残酷さと物悲しさ漂うファンタジー作品という感じで、「じゃばら」や「鐘突きカビ人間」あたりの後藤ひろひと作品を彷彿とさせたりして。いや、結構好きなんだよね、この手の話。昔からのサモアリファンにはあまりに物語しすぎたラストもちょっと賛否両論みたいなんだけど。でもまぁ基本的にはアドリブ満載のゆるくてバカバカしい話の作り。特に今回はユセフ@大人計画がひとり大暴れ。天然だか狙ってるんだかさっぱり判別できないボケっぷりがお見事でした。元StudioLifeの児玉氏も、まるでベルばらのオスカルのような衣裳で出てくるので思わず笑ってしまったし。つーかそれよりもマリー=アントワネット風の平田敦子嬢の破壊力もすごいんだが……。まぁ、そんなこんなで楽しませていただきました。満足満足。



Date:2001.5.9.
▼ シアターナインス「夏ホテル」を見に行く。確かにキャストは豪華だが9000円とは何とも高い……。舞台はドイツのホテル。マジシャン(松本幸四郎)とその助手(松たか子&松本紀保)とマネージャー(串田和美)が滞在中。しかし、ショーでマジシャンの身代わりになるダミーの青年が、日本からやってこない。さらに助手(紀保)を愛する妻子持ちの男(岩松了)が日本から追いかけてきて……。そんな2日間の軋んだ人間関係を描く地味なドラマ。まあ、いかにも岩松了って感じの物語だった。竹中直人の会の「隠れる女」に比べると、あそこまで難解ではないし、ある程度関係性は読みとりやすい。でもなんだかなー、消化不良感というか……まぁそれは岩松作品を観た後に必ず残るモノだったりはするのだけど。決してつまらないわけではないんだけど、こういう派手な一族にはむしろ三谷作品みたいな華やかさがあったほうがいいような気がするんだよなぁ。うーん。姉妹競演も、どうせ岩松作品ならもっと意地の悪い使い方してほしいなぁと思ったりね。松たか子嬢はやや意地悪な物言いをしたりするんだけど、やっぱりどうやったって可愛いんだもんな。まぁわりと好きだからそう見えちゃうのかもしれないけど。紀保嬢は演技力でいえば大差ないとは思うが、いかんせんやっぱり妹さんのほうが可愛いので(ごめん),そっちに目がいってしまうのは確かかも……。個人的には藤間一族よりもむしろ岩松さんのダメ男っぷりとか串田さんの困りきった顔とか、そっちのほうが断然面白かった。串田さんは本当にいい歳の取り方をした「かっこいいオヤジ」という感じがする。ちょっと惚れた。



Date:2001.5.6.
▼ AGAPE store「Big Biz〜宮原木材危機一髪〜」を見に行った。税金対策のダミー会社がたった一日で一財産もうけてしまうという話。うーん、後藤ひろひと作品の割には、脚本的にちょっとヌルいかな。役者が遊ぶ余地があるように、わざとユルメに書いたのかな? とか邪推してしまったりして。まぁ役者はそれぞれ思う存分個性を発揮という感じなんだけど、逆に私にはヤリスギに見えたというかあざとくて鼻についてしまったという感じ。後半にだんだん話が膨らんでいくあたりからはまぁそれなりに面白くはなっていたのだけど、前半がちょっと退屈気味だったかなぁ。個人的には開演前の松尾貴史芸炸裂のアナウンスが一番楽しかったかも。



Date:2001.5.5.
▼ 遊気舎「月影ホテル」を観る。魔人ハンターミツルギ作&久保田浩演出ということで、正直言うと期待よりはむしろ不安のほうを多く抱えて見に行った。やはり後藤ひろひと作/演出作品に比べるとまだまだバランスの悪さや青さがあるものの、時々ふっと感動してしまうシーンがあったりしたので、このコンビで何作が積み重ねていけば十分面白いモノが作れるんじゃないかなーと思った。ヘタに馴れ合わずにきちんと志の高い作品を作ろうとしている姿勢が見えて「ああ遊気舎はまだまだ大丈夫だ」なんて思ったりして。ただ設定が映画の「ワンダフルライフ」に似てるなぁとは思ったけれど。くだらないキャラクターは相変わらずながら、あざとさのないピュアな「ええ話」だったなぁ。