ウラPlay News  〜言いたい放題観劇雑記帳〜
このページはオイラの個人的な覚え書きであって某情報誌とは一切関係ありません。また芝居の感想についてはその日の体調や個人的感情によって著しく左右されております。間違っても劇評なんて高尚なモノを書いてるつもりは毛頭ございませんのでご了承下さい。

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もっと昔のヤツ
reviews

Date:2001.09.29.
▼ポカスカジャンの脱線音楽@日比谷野音を見に行く。開場が3時でその時点から何かをやりはじめるということで、開演時間と終演時間がどうなるのかさっぱりわからなかったんだけど、蓋を開けてみれば終演が8時すぎ。5時間のライブでした。長っ……。3時半頃にはいって、まぁその頃からネタを絡めたサウンドチェックとかはしてたんだけど。でまぁ実際の開演は4時頃だったのかな? 主にゲスト中心で進行していくので、ポカスカのネタが始まったのは6時台後半に入ってから。うーん、正直、この辺から見ればよかったような気も。さすがに定番の持ちネタは面白い。しかしもうこの時期の夜の野外って寒いんだよ! ガタガタ震えながら5時間耐えました。もうホント何度途中で帰ろうかと思ったことか……。風邪引くかとおもいました。はぁ。客の入りはどのくらいだろう、6割か下手すりゃ5割くらい? だったのだけど、まぁでもポカスカの三人はホント楽しそうで嬉しそうで、それは本当に良かった。



Date:2001.09.27.
▼MONO「約30の嘘」を見に行く。まぁ割と良く出来てるし、ウェルメイドで面白かったけど、やや物足りない気も。後半の「誰が嘘をついてるか解らない状態」のあのシーンをもっとふくらませて、謎解きの面白さがあるような話だともっと面白かったかもしれないんだけど。意外とあっさり結論がでちゃうからなぁ。まぁ再演だから初演当時だったらアレで充分だったかもしれないけれど、いまの土田英生さんだったらもっと面白いものが書けるはずなんじゃなかろうか? なんて思ったりした。



Date:2001.09.26.
▼「おばかさんの夕食会」を見に行く。もうそれにしても最近の体力のなさは何事か……観劇中に落ちやすいなぁ。気を付けなくちゃ……。それにしても脚本が良くできていて、演出も丁寧でなかなかに良くできたコメディだった。笑ったけど、でも苦手な人は苦手だろうなぁと思う要素があるのも確か。辻萬長さん、うまいんだけど、やっぱりどこか「バカを演じてる」のが見えてしまってなんだかイライラする。こういうのはもっと天然にヤバげな匂いのする人にやってほしいなぁ。んで思いついたのが大人計画の荒川良々くん。そうだ! 良々くんの「おばかさんの夕食会」が見たい! 陣内さんの役を松尾さんがやったらもっと面白いかも! などと妄想したりして。それより綾田俊樹さんの変な関西弁のおっちゃんがあまりに可笑しくて、一番印象に残ってしまった。フランス産の翻訳劇で関西弁つかうって反則じゃないの? いいんだけど。



Date:2001.09.24.
▼新感線「大江戸ロケット」楽日を見に行く。いやー、いい楽日だったなぁ。裕太くんものびのびと楽しそうで、初日に比べたら格段に良くなってた。それにしても、なんかもう「あぁ今日でもう終わるんだなぁ……」と思うと、いままでの数々のゴタゴタが走馬燈のように……きっとお客さんも役者さんもスタッフさんもそんな気分だったんじゃないかなぁと思んだけど。私も思えば大阪の初日見て、いしだ壱成くんの逮捕にやきもきして、裕太くん取材させてもらって、緊張感たっぷりの東京初日見て……と、なんだかんだで2ヶ月間この公演につきあってきただけに、なんか後半入ったあたりから目頭が熱くなりっぱなしでした。終演後も拍手が鳴りやまず、裕太くんの挨拶もなかなかに感動的で、本当にいい楽日でございました。はー。感無量。

それにしても古田さんのカッコイイことったら(涙)。初日は「あれ? いまひとつかなぁ」と思った部分が改善されてた気がした。つーか銀二郎がなんでお奉行側につくのか今ひとつ納得しかねてたんだけど、あれはひとえに峰岸さんがセリフをトバしたせいだと解った。もう! 「夜桜の銀狐は、ちょっとしぶといですぜ」のキメ台詞の後に立ち回るとこなんざぁもう、「くーっ、カッコイー!」ってなもんで。はー、もうどのシーンとっても格好良かったなぁ。惚れ直したー。



Date:2001.09.23.
▼おばけおばけ「嵐の中の広志さん」を見に行く。一行レビューでは絶賛されてるんだよね、この劇団。でも私は正直あんまりピンとこないのだ。今回もまぁ前半は生前葬をやる主婦を中心にしたユーモラスな会話劇という感じだったのが、後半は幼児虐待と母親のアイデンティティがテーマのシリアスな物語になっていく。男性の目から見てこの物語がどう見えるのかは解らないけれど、女の目から見るとどうにもこの主婦の人格がうすっぺらく見えてしまう。男性陣は細かい書き分けができてるのになぁ。それに、たしかに社会的なテーマを扱ってはいるものの、幼児虐待に走る主婦の最大公約数的な部分を描いてるように過ぎないような気がするんだよな。大学出ていい会社で仕事もできて、社会に認められていた女が、家庭に入って子供を産んだとたん社会から取り残されてる感じを抱く……って、あまりにケースとしてはありがち過ぎるんだもの……。しかも、作家の視点が感じられないと言うか、この主婦に同情するでもなく、批判するでもなく、つかず離れずな距離で描いてるのが気持ち悪かった。いっそもっと彼女のエゴを浮き彫りにして突き放したほうがよかったんじゃないの? なんて思った。自意識過剰な女っつーのはみてて気持ちいいもんじゃないしなぁ。



Date:2001.09.22.
▼歌舞伎座夜の部を見に行く。「米百俵」は正直いって、眠かった。だってこの二週間のあまりの多忙で疲れてたのよぅ……。しかも3階席の下手側はじっこだし。なんか「景気悪いよねー」って話だから、地味だし、華がないし。ちなみにうちの兄の嫁さんはこの小林虎三郎さんが立てた学校が母校らしい。地元では有名人らしいね。

二本目、「紅葉狩」。その前の休憩中に筋書きを見ていてびっくりする。やだ、中村芝のぶさん出てるじゃない! 知らなかった、出るんなら出るって誰か教えてよー! 始まるなりオペラグラスで臨戦態勢。花道見えない席だから「ちえー」って思ってたけど、上手側に座っている芝のぶちゃん(ゴメン、さんよりちゃんのほうが似合うんだもの)の顔がよく見えたので「下手でよかった!」とか思ったりして。今日も可愛いわー、お顔もお声も……。更科姫のジャッキー雀右衛門さんは扇さばきがかなりヤバくってちょっとハラハラ。(それにしても雀右衛門さんをジャッキーと呼び始めたのは一体誰だ?)

三本目、今日のお目当ては「女殺油地獄」。染五郎さんのバカ息子っぷりが素敵ー! 口をとがらせて拗ねたような顔してるのが、もうたまんないなぁ。正直いって「阿修羅城の瞳」の時より格好いいんじゃないかとすら思ってしまった。クライマックスで、おたおたしてた顔が、刀を見て何かを思いついたようにすーっと表情が変わっていくところなんか、ホント良かったなぁ。見た人に話聞くと、みんなこの染さまが良かったといいますな。当たり役かも。



Date:2001.09.21.
▼さいたま芸術劇場まで蜷川演出の「ハムレット」を見に行く。なんかもう蜷川さんの演出っつーのはマンネリを通り越してもはや「ニナガワ歌舞伎」という名の様式美なんだと思うことにした。「舞台の後ろを開けて見せる」「赤い糸を使う」「蓮の花(もしくは彼岸花)を使う」「小さい人・スキンヘッド・太った裸の女などを使って猥雑感・奇形感を出す」「虚構から現実へ引き戻す大音響のSEでラスト」とか、もういつも通りのやり口を今回も使ってるもんね。まぁそれはさておき。

市村正親さんのハムレット、後ろ姿と声だけなら若々しいんだけど、顔見るとやっぱり50代だからなぁ。とてもガートルードの夏木マリさんと親子には見えないんだよなぁ。やっぱり市村さんが30代のときに見たかったような。まぁでもさすがニナガワ演出、ハムレットがオフィーリアに「尼寺へ行け!」というあたりや、ガートルードの寝室で彼女を責め立てるシーンなんか、もう必要以上に絡みまくってエロいエロい。この辺、非情におとなしい四季演出があまりに物足りなかったので、結構満足。

オフィーリアの篠原涼子嬢、なかなかに検討してました。前半はまぁ普通だったけど、狂ってからが良かったな。狂った彼女が出てきてから引っ込むまで、客席が緊張感につつまれていたのが解った。ハケた瞬間にふっと空気が緩んでたからなぁ。しかし冒頭、オフィーリアとレアティーズ(橋本さとし)が手を取り抱き合いながら「アハハ」「ウフフ」と海辺のカップルのようなじゃれあいっぷりなのはちょっと笑った。しかも異常にベタベタしてるから、これは絶対近親相姦な兄妹に違いないと思った。

ラストのハムレットVSレアティーズの殺陣のシーンはなかなかの緊張感。さとしさんもさすが元新感線だけあって殺陣は魅せてくれるなぁ♪ 願わくばもうちょっと長く見たかったけど。それにしてもラストに出てくるフォーティンブラス、一昔前のヘヴィメタルみたいな鋲と皮の衣装はどうなの。今のこの時代にこういう衣装ってどういう記号的な意味があるのかさっぱりわかんないよ。そりゃ20年前くらいだったらこの衣装は「古い秩序を破壊する横暴な次世代の若者」という意味を持たせることはできたかもしれないけど、今の時代じゃもうヘビメタは古いんだよーーーぅ。



Date:2001.09.20.
▼タナボタ企画を見に行く。ミュージカルナンバーを歌い綴るショーだけに、ミュージカルを見てない人にはまったくなんの面白みもない内容ではあるのだけど。でも「キャバレー」「キャンディード」「エリザベート」「ライオンキング」など、比較的最近の話題作からピックアップされてるだけに、私みたいなニワカミュージカルファンでも結構楽しめる内容だった。さすがに知らない曲だとぐーぐー寝てしまうのだけど、知ってる曲が出てくるとそのシーンを思い出して「あぁぁ、続きが見たいーっっ」てな気分になってしまうんだな。「キャバレーもういっかい見たいなぁ」とか「ライオンキングもういっかい見に行こうかなぁ」とか思ってしまった。そういう意味ではかなり罪作りな舞台。アンドリュー・ロイド・ウエーバーと四季のパロディ(?)はなかなか笑ったなぁ。



Date:2001.09.16.
▼朝、某劇場の稽古場に遊◎機械/全自動シアターの取材に行く。稽古場に組まれたセットを見て「うわー、足踏み外しそうなセットだなぁ」と思ってしまう。思わず「ケガしないでくださいね……」と言ってしまう。

▼すっかり疲れ切った体で太陽劇団を見に行ったらものすごい勢いで寝てしまった。人間浄瑠璃やってたことしか印象にないが、こんな中途半端に東洋を意識した作品でなく、むしろフランスの匂いのする作品を持ってきて欲しかった。だって役者の動きで言ったら断然歌舞伎のほうが洗練されてるんだもの。「あぁ歌舞伎座いきてぇ」とか思っちゃった。フランスでは火薬倉庫を改造してやったりしてるらしいが、だったらいっそこっちも劇場じゃない場所で見たかった。新国立劇場じゃ、いくら改造してもやっぱり劇場の匂いがするんだもの。つーか、中劇場の座席を覆っていたシートが「贋作・桜の森の満開の下」で壁紙になっていたあの模様だったのがショックだった。やだっ、こんな使い方しないでよー、新国さんっ。

▼夜、第三舞台「ファントム・ペイン」を見に行く。まぁそもそも第三舞台についてはそれほど思い入れが深くはないのだけど、「スナフキンの手紙」を見ていることを前提とした展開に、やや突き放された気がしたのもまた事実。うーん。まぁ、「80年代小劇場演劇の総集編、そして決別」だと思えば、結構寛大な気持ちで見ることはできる。それにしても動物電気では比較的二枚目キャラの高橋拓自くんが、スラリとした体系の山本耕史くんとならぶと、やけにずんぐりむっくりした三枚目になってしまうのがちょっとショックだった……



Date:2001.09.14.
▼ KERA MAP「暗い冒険」北プロを見に行く。なるほど同じ芝居を別々の視点でやるというのはこうゆうことなのね。しかし疲れもあり(なにせLA出張中の主任の仕事がテロのせいで全部こっちに覆い被さって来てるのだから)、南プロより短いにも関わらず眠くなってしまった。うーん。まぁ話のまとまりはこっちのほうがいいような気はするけど。サモアリの小松和重さんがいつもと違う芸風で結構巧く演技してるのが印象的だったりした。いや、SHAMPOO HATとかシェイクスピアの「夏の夜の夢」とか出てるのも見てるからまぁ巧いのは知ってたんだけど。つーか小松さんのゴドー待ち見たかったなぁ。



Date:2001.09.12.
▼ 拙者ムニエルの村上さんと猫ニャーのブルースカイさんがTEAM共同責任の情宣でご来社。お互いにネタを持ち寄ってオムニバスにするような形式ではなく、一応一本のストーリーがあって、その部分部分を分業して書いていくタイプの内容になるとか。来年やるという駅前劇場とOFF OFFシアターの話も少し聞いた。なかなか面白そう。

▼夜、パパイヤ鈴木&西島千博Super Dance Battle「Beauty&Beast?」を見に行く。もう、ショーとして最低の内容に思いっきり激怒して帰ってきた。これならコンボイショウのほうが数段面白いんですけどっっ。まったく作る時間も稽古の時間もなかったようなショボい内容に本気で途中で席を立とうかと思った。実際カーテンコールで「時間もなく……」みたいなことを行っていたけれど、こっちは高い金払って見てるんだからそんなの言い訳にならんっつーの。
「せめてバックダンサーだけでも振りをちゃんと揃えろよ!」
「いまのこの時代にブレイクダンスかよ!」
「ひとり動きが遅いと思ったら西島さんかよ!」
「客もムダに爆竹拍手してんじゃねえよ!」
「照明のオペが雑なんだよ!」
「逆光ライト多用すんじゃねえよ、肝心のダンスがみえねえんだよ!」
「曲にあわせてマイク持って歌う振りとか寒いからやめてくれよ!」
「芸能人のお遊戯会かよ!!」
「暗転なげえんだよ!」
「とにかく構成がスカスカなんだよ!」
……などと大声で叫びたくなる2時間でございました。今度やるときはちゃんと演出家たててよね! 久しぶりにアンケートに毒吐いて帰ってこようかと思ったけど、なんの益にもならないのでやめました。

……でも西島さんは本当に格好いいんだよなぁ……はぁ……
まぁでも彼を見るなら今度はちゃんとスターダンサーズバレエ団を見に行こうと心に決めました。



Date:2001.09.11.
▼ KERA MAP「暗い冒険」南プロを見に行く。一応ストーリーらしきものはあるものの、どんどん脱線していくデタラメっぷりがなかなかに面白かった。初期のナイロン100℃みたいだなぁ。特に湯澤幸一郎とその他の皆さんによる「愛あればこそ」はかなり笑ったなぁ。エチュードで作ったと思われるラスト直前のパートが面白かった。2時間半とちょっと長めではあったけれど、最後が面白かったので満足度高し。後日見た北プロに比べると、ほとんどの役者がどんどん前に出て面白いことやろうとしてる感じがした。



Date:2001.09.10.
▼ 四季「コンタクト」制作記者発表。その後、脚本家のジョン・ワイドマンさんの取材の立ち会い。しかも校了日が重なったので、雨の中を会社と某ホテルを行ったり来たり。とほほ。疲れた。コンタクトは歌も台詞もない舞台なのでミュージカルというよりむしろダンスの公演といったほうが良さそう。まぁ中性フランスの貴族の庭とか、現代のアメリカのレストランとか、具体的な設定や物語はあるのだけど。それにしても「お洒落なミュージカル」というのが売りらしいのだけど、それを日本人が演じたとき、果たしてオシャレがオシャレのままでいられるだろうか? というのは素直に疑問だったりする。開幕は来年1月の予定。

▼夜、EHHEのライブを見に下北へ。今回は半分がネタで半分が映像という内容だった。ネタの本数が少ないだけに今回はわりとダラダラせず、いつもより作り込んだネタが見られた。「EHHE、結構おもしろいじゃん」とか思ってしまった。いや、今までのも面白かったのだけど、いつもはわりと「トホホ」な失笑系のネタとか、まったく笑いの起きない真空状態が楽しかったりしたので。そういう意味では今回はわりとコント自体がちゃんとしていたような気がしました。



Date:2001.09.09.
▼ イデビアン・クルー「イケタライク」を見に行く。いままでの公演のおいしいとこどりのベスト盤公演。いくつか見たかったシーンが見られなくて残念。あと「不一致」のオープニングはやはりあの白黒幕と畳敷きで見たかったなぁ、なんて思ったりした。中盤はやっぱり動から静へ移行しておとなしくなってしまうので、そのへんでちょっと寝そうになってしまうのも、まぁいつも通りといえばいつもどおり。でもやっぱり井手さんの振付は凄いなぁといつも通りの感想を胸に抱いて帰った。

▼その足で新橋演舞場花形歌舞伎の夜の部へ。一本目に間に合わなかったので休憩で入って二本目から見る。なんといっても印象に残ったのは「彦市ばなし」。光源氏役とか二枚目の印象しかない新之助が、志村けんバリのバカ殿をやっていたのが、あまりにも衝撃的だった。しかも「あい〜ん」とかやってるし。高ーい声で「彦市〜、まだか〜」というあの言い回しが耳にのこって離れませんてば。でも、それがイヤイヤでなく本当に楽しそうなのが、また……。新之助さん、いっそ新感線にでてバカやってみませんこと? なんて。



Date:2001.09.07.
▼ tpt「ガラスの動物園」に出演中の山本亨が骨折のため降板、11日まで公演中止という情報が飛び込んできた。なんか今年は本当に降板騒ぎが多くてなんだかなぁ。役者の皆様、逮捕とか骨折とか難聴とか、気を付けてくださいね。



Date:2001.09.06.
▼ ブレヒト作・串田和美演出の「セツアンの善人」を見に行く。 発売してから結構たってからチケットを取ったのだが、キャンセル流れでも出ていたのか、なぜか最前列ほぼ中央の席。こんないい席だと寝るわけにいかないなー、と思っていたが、間近で見る松たか子嬢のあまりの可愛らしさに、もう胸を撃ち抜かれまくり。たしかに「セツアン」自体は結構退屈な話なのだけど、もう「たか子ちゃん、カワイーッ」な気持ちで全然眠るどころの話じゃなかったなぁ。ホント肌はキレイだし、表情が可愛いし、もうキラキラしてるし……(堪能)。あまり女優には目がいかない性格なのだが、もはや視線は彼女に釘付け。満足しました。あと役者の串田さんはあいかわらず素敵なオヤジっぷりを発揮していて嬉しかった。しかし、コレ、赤坂ACTみたいな大きな空間でやる芝居じゃないよねぇ。もっと狭いところ……青山円形劇場とかでやるといいんじゃないだろうか。10列目より後ろではとても楽しめないんじゃないかなーなんてちょっと思ったりした。



Date:2001.09.05.
▼夕方、WAHAHA本舗の稽古場でポカスカジャンの取材に立ち会い。撮影してる間もドラム叩いたりギター引いたりして、ほんとミュージシャンなんだなーと思ったりして。いや私もずっとポカスカのメンバーが集まってバンド形式にしたのかと思ってたんだけど、もともとボーカリストだった3人が集まって結成してWAHAHAに所属したのだと、この時初めて知ったのでした。不勉強ですんません。

▼そんで、夜。いろいろすったもんだあったけど、新感線「大江戸ロケット」初日、無事開幕。いやあ、山崎裕太くん、やるじゃない。セリフも動きも歌も踊りも完璧! ただ難を言うなら、表情が冒頭ちょっと硬い感じで、体も小さいし顔も小さいことも重なって前半は主役の存在感と華に欠けたことか……いや、そんなのは贅沢な要望か、この場合。後半は表情もしっかりしてきたし、セリフもききとりやすい声だったし、ちゃんと主役になってました。もうほんと「よくがんばった! 感動した!」という気分でした。

実際、いくつか「ああ、いしだくんよりこの演技のほうが全然いいじゃん」と思うシーンもあったりして、ちょっと感心したりしてね。特に2幕の冒頭、銀二郎が裏切ったと思って彼に殴りかかるシーンとか、ちょっとぐっときたりして。あと、「ばかやろう」とか「うるせえ」みたいな乱暴なセリフが、違和感なくしっくり来るんだよなぁ。なのに奥菜恵ちゃんと絡むシーンではハッとするくらい優しい手をしていたり。うん、初日であれなら、このあとどんどん良くなると思います。

ただ、それに比べて周りの大人たち! もう、しっかりしてよ!! とくに峰岸徹さん……肝心なシリアスなシーンでセリフ丸忘れ。かなり長ーい間がありました(涙)。カンニングペーパー2回も見るってどういうことよ(しかも見てもちゃんと言えてないし)。2週間しかなかった裕太くんがあれだけ頑張ってるのに、2ヶ月前から台本持ってたハズのあなたがセリフ飛ばしてどうするの……。古田さんも(まぁよくあることとはいえ)ちょっとセリフのアヤシイところがあったし。つか、古田さんの演技に関しては大阪初日のほうが断然良かった気がするんだな。銀次郎の苦悩みたいなのは大阪で見たときの方がしっかり伝わってきたので、今日のはちょっと見ていていまひとつな感じでした。ご隠居・藤村俊二さんも大阪のときのほうが動きがキレが良かった気がするし。……なんだか全体的に、客席の空気を探りながら演技してる印象がなきにしもあらずで(まぁたいてい初日っつーのはそういうもんなんだけど)、むしろ奥菜恵ちゃんや石垣佑磨くんなんかの舞台慣れしてない役者のほうが、マイペースで演技しているようにも見えました。あ、奥菜ちゃんに関しては大阪にくらべてかなり生き生きして良くなってた感じがしたなぁ。

前半、古田「末端価格2万のねずみ花火を買って捕まって……」裕太「それは俺じゃねえよ」みたいなビミョーにブラックなセリフも増えてました(泣笑)



Date:2001.09.03.
▼ 拙者ムニエル「絶叫家族」を見に行く。物語部分とギャグ部分のバランスが微妙な感じがした。物語の本筋から離れてギャグシーンが展開するわりに、また物語に戻っていってしまったりするのがちょっとなじめない印象。うーん、個人的にはもっと笑わせて欲しかったなぁ。初見の人にはまぁまぁ好評のようだが、ずっとムニエルを見てる人には賛否両論のようだ。動物電気の辻脩人くんはどこにいっても辻くんなのが嬉しい。しかし、長いよ、あいかわらず……おねがいだから2時間にまとめてくださいな。



Date:2001.09.02.
▼ 関西から帰ってきて、その足でガーディアンガーデンの予選へ。今年はなかなかにレベルが高く、本戦が期待できそうな予選でした。その感想はえんげきのぺーじ内に掲載してありますのでご参考まで。



Date:2001.09.01.
▼ 夏休み関西ミュージカルツアー第二弾2日目。今日は母親と一緒に本場宝塚大劇場で「ベルサイユのばら オスカル&アンドレ編」見て参りました。開演前に手塚治虫記念館とかも見てきたり、宝塚関連ショップを覗いたりしてなかなか楽しかった。

さて本編。まぁ過去の作品を何度かTVで見ているとはいえ、開演前から容赦なくギラギラと周り出すミラーボールは生でこそ味わえるわけであって。幕が上がる前からすでに目眩を覚える私。そしていつものように♪ご覧なさい ご覧なさい ベルサイユーのーばぁあぁら♪で始まり、後はもうゴージャスな衣装とツッコミどころがてんこ盛りの展開なわけで……。2階席から見てたのだけど、歌舞伎座とかみたいに結構うるさかったりするかなーなんて思ってたらとんでもない。妙に静かだし、拍手とかもそんなに大きくないので、「あれ? 宝塚のファンって意外と静か……」とふと周りを見回してギョッとした。2階席の観客のほぼ7割(推定)が、オペラグラスをにぎりしめ息を殺してトップを凝視していたのだ。そりゃ静かなわけだよ! さらに「千の誓いが欲しいか……」のあのシーンでは、観客の「来た来た来た!!」という気持ちが恐ろしいほどの静寂と共に客席を埋め尽くしているのが解って、怖いような面白いような気分でございました。はい。

まぁさすがに「フェルゼン編」とくらべると、脚本は断然しっかりしている。ところどころ「ジュローデルはそんなこと言わないよッ」とか思ったりするシーンもあるにはあるのだが、まぁそれでも笑いをこらえて見た「フェルゼン編」よりは断然面白い。しかしアンドレがワインを勧めておいてすぐに「飲むな、飲むなぁぁ」とオスカルを突き飛ばすシーンはなんとかならんのかなぁ。原作で描かれてるアンドレの内面の葛藤が見えないから、下手すりゃタダの変な人になっちゃうんだよ、あれ。まぁそれでも、「見えてないのか、アンドレ! いつからだ! なぜついてきたぁぁ!」のオスカルの絶叫にはちょっと泣きそうになっちゃったりするんだけど。しかし「フランス、ばん、ざい……」のキメ台詞にぐっと来てるところに、盆の上にのって回る大きなペガサス馬車とか、その上でにっこり微笑む死んだはずのアンドレ、とか、なんか血生臭い世界が一転してパステルカラーになるあたりはさすが宝塚。もう失笑を通り越し、肩を震わせながら爆笑してしまいましたわ。ラストシーンだけはフェルゼン編のほうが感動的だったよー。