ウラPlay News 番外編  〜AMP「白鳥の湖」日記〜
このページは個人的な覚え書きです。舞台の感想についてはその日の体調や個人的感情によって著しく左右されております。間違っても劇評なんて高尚なモノを書いてるつもりは毛頭ございませんのでご了承下さい。

*ほぼ敬称略*


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AMP
「Swan Lake」
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Diary

Date:2003.05.24. ソワレ
▼キャスト表を確かめて「Jesusが見られる〜」とうきうきしながらロビーのベンチに腰掛けてコーヒーを飲んでると、目の前をダンサーらしき男性が通り過ぎていく。って……今のニック!? 思わずぽかんと見上げてしまった。それにしてもスワンダンサーがロビーで誰にも気づかれず通り過ぎていくなんて……さすが群舞に溶け込むスワン、ニック。とほほ。

この回は1階3列(A〜C列があるので実質6列目)。LGアートセンターは4列目(実質7列目)から段差がつくので、この席はちょっと人の頭が邪魔になる席だった。うーん、もうちょっと後ろのほうがかえって見やすかったかも。

さて開幕。この回はスワン:ジーザス、王子:トム、女王:Heather Regis-Duncan、執事:リチャード・クルト、ガールフレンド:トレイシー・ブラッドリー、王子:ギャヴ・パーサンド。初めて見る女王Heatherは、王子に対する反応が過敏。1幕の後半で王子に迫られるシーンでは、手が触れるたびに大きく身を引いていた。なんていうか、その仕草が潔癖すぎる感じがしたんだけど。でもオープニングで子供の王子に肩をさわられた時も同じように反応してたんで、「さすがに子供の王子にまでそんな反応しなくてもいいんじゃないのか」とは思ったけど。あんなことされたら、子供にとってはトラウマになるんではないかと……。他の女王役の人は「王子の心には通じてないけど、息子に対する愛情はちゃんとある」というように見えるのだけど、この王女はちょっぴり息子に対する愛情が薄い気がした。

1幕劇中劇の蛾の女王、日本ではほとんどOriodaが踊っていたのだけど、この日はAnjali Mahraというとてもキュートな顔のお嬢さん。でも、可愛い顔のわりにトロールの親玉の股間にやたら敏感に反応するのが可笑しい。もっさもさのあの股間にものすごく顔を近づけては「きゃぁ!」って顔をしてふらーりと行くのが、Oriodaよりもオーバーで笑えた。

さて2幕。ついにJesus登場……。あの舞台奥を横切っていくシーンだけでも、ずいぶん変化があった。他のスワンはみんな手を後ろに回して、身体をゆっくり前に傾けて、それからゆっくり上を向いて……くらいの動作なんだけど。Jesusは肩に頬をすり寄せるような動作を2、3度して、翼をゆっくり広げながら上を向いて、また翼をたたんで肩に顔を埋めて……といった感じ。その動作がまた細かくて繊細。

そして王子の入水シーンで飛び出してくるJesus。ここから先は、もう……言葉にならない。自分のボキャブラリーのなさが呪わしいったら。とにかく美しくて繊細で、なのに力強くてダイナミックで。日本公演の時はそれでも指先にはあまり気を配ってない感じがしたんだけど(そこだけは首藤さんがダントツで良かった印象があったのだが)、このときはもう指の先、爪の先まで神経を行き渡らせて表現している感じがした。だから、腕から指先までの表現力が前よりも数段アップした印象が。それに、日本公演の最初の頃なんてあんまり王子に興味なさそうな雰囲気だった(つまり王子をちゃんと見ていなかった)のに、韓国公演では常に王子を意識して、じっと見据えて踊っていた感じだった。王子が高く上がった白鳥の足をなでようとして、白鳥が「ふいっ」と蹴ってそれを避ける瞬間も、前は「触んないで」ってもっとそっけなく振り払うような動きだった気がするんだけど、これがずいぶん優しくなってた気が。「別にイヤじゃないけど不用意に触っちゃダメだよ〜、僕、白鳥だから」みたいな感じか。とにかく、頭、首、肩から指先、腰からつま先まで、そして視線や顔の向きまで、体中のすべてのパーツにくまなく神経を行き渡らせて、人間の身体の使える部分はすべて使って表現している感じ。だからもう、見ているほうも気が抜けない。多分私以外の観客も、それをすべて受け止めようと息を殺してじっと見ている雰囲気だった。そういう意味では、みんなが王子の気持ちに一体化していたのかも。そんでもって2幕ラストのえびぞりジャンプが、そりゃもう高いし! 柔らかいし! 美しいし! この瞬間に「ああ! 来て良かった!」と軽く涙してしまった。

そんなこんなで2幕が終わって軽く脱力。集中しすぎてどっと疲れが。日本公演の最後の頃でもずいぶん良かったというのに、それをはるかに越える表現力だったんだもの。「あぁ、この人が白鳥を踊る限り私は世界の果てまでだって見に行くに違いない」とまで思ってしまった。韓国までおっかけてきて良かった、と心の底から思いましたとも。

さて3幕。ま、このへんは4/6昼の公演とあんまり変わらない感じかな。なにせ4/5夜の公演がノリノリでこの上なく楽しそうだったことを思うと、まだそこまでではない感じだった。しかしイタリア王女のスカートの中におもいっきり手をつっこんでなで回したりするあたり、エロ度ますますアップかも。あと、4/5夜の無邪気さにくらべたらちょっとワル度もアップ。翻弄される王子が可哀想。4幕も、正直4/5夜の公演の時のほうがよかった記憶が。ちょっと2幕に集中しすぎて自分の中で集中力を欠いていたのかな。それと、韓国千穐楽公演の演技のすさまじさが印象強すぎて、この日についてはちょっと記憶が薄れてます。スミマセン。

































































































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