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「Swan Lake」
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Diary
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Date:2003.05.31. マチネ
▼スワン役はJesus、王子はアンドリュー・コルベット、女王はエマ・スピアーズ、執事はスティーブ・カーカム、ガールフレンドはフィオナ・チヴァース、幼年王子はサイモン・カレイスコス。先週怪我をしていたAnjali Mahraもちゃんとイタリア王女や蛾の女王として復活していた。良かったー。この日はなんと最前列(!)の下手ブロックで観劇。開演前から笑いが止まらない。だって近い、近すぎるんだものこの最前列ってば。オーチャードホールでも運良く最前列を2回体験した私だけど、オーチャードより座席がステージに近い。っていうか、もう少しで膝がステージに付きそうなくらいの近さ。オーチャードでは見えなかったステージ奥まで全部はっきり見えて見切れがないのも快適。ただ舞台袖まではっきり見えてしまうので、登場を待ってるダンサーたちや舞台からはけていって舞台袖で弛緩するダンサーまで見えてしまうのはいいような悪いような。それにしても、ここでJesusが踊ると思うと落ち着かないのよ。そりゃもう。
正直、この日のJesusはやや抑えめかな、という印象。別に不満を感じるような内容ではないのだけど、先週の2幕や4/5夜の3幕を見ている身としては、あそこまでの高揚感はないといった感じ。体調不良という噂もあったし、ちょっと疲れ気味なあのかなぁ。それでも、最前列下手というのは壮絶にオイシ席位置でして。2幕の半ば、上手奥から登場したスワンが、下手に座っている王子を観ながら少しずつ近づいてくるシーンがたまらないのですよ。ほぼ目の前に座っている王子の肩越しにスワンを観る状態になるので、王子を見据えるスワンが自分を見ているような錯覚に陥らせてくれます。しかも、それが少しずつ近づいてくるものだから、気分はすっかり王子と同一化。「く、来る……こっちに来る……き、来たぁぁぁ!」と、胸の心拍数がどんどん上がっていくわけですね。スワンが王子に触れた瞬間なんて、そりゃもう王子にとってはとんでもないエクスタシーなんじゃないかと想像するわけです。他にも、スワンが下手袖にはける瞬間なんて、もう、まさに目の前でスワンが汗をまきちらしながら去っていくわけですし。そりゃもう……(涙)贅沢すぎて泣けてきます。この記憶をいつまでも保存できればいいんですが。
3幕、先週の記憶があるせいかちょっとルーマニア王女のあたりではちょっと緊張したりもしたけれど。でもイタリア王女役のAnjaliも別に顔には怪我してなかったようでちょっと安心。流血していたとか何針か縫ったとかいう噂もあったけど、特に残るような傷ではなかったみたい。良かった。どうでもいいけどこの3幕のコーダ(最後の男性vs女性ダンス対決)の時、下手に立っていたストレンジャーのJesus、はっきり客席(つまりこっち)を見てました。「あれ、こっち見てる?」と思いながらうっすら笑ってたらJesusがニヤ、と笑ったので(!)、隣でみていたみずかみさんが一瞬揺れてました。どうやら彼女と目があった模様……っていうかストレンジャーさん、客席にまでアピールしなくても。みずかみさんは終演後「Jesusとほほえみ合ってしまった」とおっしゃってましたが多分妄想じゃなくてコレ事実でしょう。
久しぶりに見るアンドリュー・コルベット王子。日本公演の時は感情がちゃんと入ってない気がしてあんまり泣けなかったのだけど、今回はちゃんと表情豊かに踊ってくれて好印象。やっぱり躍り込めば躍り込むだけ良くなるんだなぁ。1幕のSwank Barの前でのソロも良かったし。女王と踊る場面も切実さが増した気がした。4幕、日本公演では「死ぬほど悲しんでるようには見えない」王子だったけれど、これもようやく白鳥の死のせいでショック死する程度には悲しんで見えるようになった。もしかしたら日本公演の時より眉毛のメイクを濃くして(しかも眉尻がやや下がり気味)どんくささを演出したのかも。日本公演の時のほうがりりしくてかっこよく見えたからなぁ……
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